検索条件なし

令和6年 外環道路特別委員会

11月18日(月曜日)

令和6年 外環道路特別委員会
  • 日程
  • マッチ
    発言
  • 発言
  • マッチ
    箇所

0箇所マッチ

21072【高橋まちづくり調整担当部長】  それでは、配付資料に従いまして、前回委員会からの主な動きについて経過報告のほうをさせていただきます。
 1、外環本線についてでございますが、9月13日に第30回東京外環トンネル施工等検討委員会の開催結果が議事概要として公表され、東名ジャンクションHランプ、Aランプ及び中央ジャンクションBランプシールドトンネル工事の再発防止対策及び地域の安全・安心を高める取組を踏まえた工事の状況等について、そして東名ジャンクションは、地中拡幅部工事の施工計画及び地域の安全・安心を高める取組について示されてございます。
 同日に「トンネル工事の安全・安心確保の取組み」の令和6年9月改訂版が公表され、また、地盤改良体造成作業中の気泡発生の情報提供を受け、9月17日にそれに伴うモニタリング結果について報告を受けております。
 次に、10月31日に東京外かく環状道路環境モニタリング調査結果(夏季令和6年6月〜8月)が公表されまして、測定結果が環境基準等を上回った箇所がなかったことを確認してございます。
 11月5日に、外環大泉側本線シールドトンネルについて、スクリューコンベヤーの一部変状確認により、掘進一時停止が公表されております。設備について安全上問題がないこと、地表面の安全性を損なう事象ではないことが示されています。
 また、11月8日に沿線都区市の部長級の会議が開催され、現在の外環事業の現状等の報告及び意見交換等を行ってございます。
 次に、前回委員会での確認事項についてでございますが、前々回8月の委員会での確認事項も含めまして御報告のほうをさせていただきます。
 まず、8月委員会での確認事項からです。
 路面下空洞調査について、具体的な調査範囲、進め方、時期についてでございます。路面下空洞調査は、今後掘進する区間の安全を確認するため、公道を対象に、車載型レーダー、ハンディ型地中レーダーを用いて路面下空洞調査を実施し、掘進前及び掘進後に路面下に空洞がないか調査するもので、各自治体と事業者が連携して実施している。調査範囲につきましては、家屋事前調査の範囲と同様に、トンネルの端からおおむね45メートルの範囲を基本と聞いてございます。また、調査の作業量等から実施範囲や時期等を決めており、調査の実施に当たりましては、対象範囲にお住まいの皆様へお知らせすると聞いてございます。
 次に、添加材の界面活性剤について、地下水への影響や対応についてでございます。界面活性剤につきましては、地下水の水質汚濁防止に係る環境基準等の関係基準等に適合するものを使用しており、今後も関係基準等に適合するものを使用していくと聞いてございます。また、界面活性剤は十分希釈して使用しており、地下水の水質等周辺等への影響はないと聞いてございます。また、今後も掘進に伴う各計測値の施工状況等のモニタリングを行いながら、細心の注意を払い安全に掘進していくとのことです。
 続きまして、界面活性剤の主成分の公表についてでございます。界面活性剤の主成分は、第23回東京外環トンネル施工等検討委員会資料において、本線トンネル南行き大泉南工事ではポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、本線トンネル北側大泉南工事におきましてはアルキルエーテル硫酸エステル塩であることが公表されているとのことです。
 家屋調査及び補償に対する対象ですとか内容、基準についてでございます。工事により建物等に損害が生じた場合は、その原状回復に要する費用を負担するなど適切に対応しているとのことです。また、補償は、公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱及び公共事業に係る工事の施工に起因する地盤変動により生じた建物等の損害等に係る事務処理要領に基づき実施すると聞いてございます。
 7月11日の気泡発生についてホームページで公表していない理由、また、酸素濃度を計測しなかった理由についてでございます。気泡発生につきましては、11月5日のホームページで公表したとのことです。また、気泡の発生を確認したのが短時間であり、酸素濃度計測前に気泡の発生が止まったと聞いてございます。
 東名ジャンクションHランプシールドトンネルのテールシールの変状についての確認方法、公表までの期間についてでございます。東名ジャンクションHランプシールドトンネルのテールシールの変状につきましては、143Rの掘進以降、下側テールクリアランスの拡大が確認されたことから、テールシール内の異物の挟まり等を想定し、掘進を一時停止し、実施した清掃作業の中で確認したとのことです。なお、テールクリアランスの管理値や実測値等は、マシンの仕様、機能等によりそれぞれ設定されるものであり、公表することで受注者側の権利、競争上の地位、その他正当な利益を害するおそれがあるため、公表していないとのことです。また、変状が確認され、その後の部品の交換作業の実施に当たりましては、周辺にお住まいの皆様へ速やかにお知らせしたと聞いてございます。
 外環工事に起因してインフラに影響が出た場合について協定を結ぶ必要性、他の自治体の確認等についてでございます。事業者からは、当該事業によりインフラに影響が出た場合に関しての他自治体との協定は結んでいないとのことです。
 次に、9月委員会での確認事項からです。
 東名ジャンクション工事における土留め壁の変状状況についてでございます。東名ジャンクション工事の事業用地内において、ランプ函体構築作業を行うために設置している土留め壁の変状及び土留め壁背面の地表面の変状を確認したと聞いてございます。
 土留め壁等の変状の原因、現在の状況についてでございます。台風10号に伴う大雨による影響により、土留め壁等で変状を確認したものと聞いてございます。安全のため、近隣の世田谷区道の通行止めを行い、9月7日から迂回路の利用を開始しているとのことです。引き続き安全を確保しながら応急対応等の作業を実施していると聞いてございます。
 今後の工事の進め方についてでございます。大雨による土留め壁等の変状を速やかに把握し、安全確保のための対応を直ちに講じるために、監視体制を強化し、気象予測に基づいて速やかに現場点検を行うなどの監視を実施していくと聞いてございます。
 避難方式について、現在の検討状況、進捗についてでございます。避難方式につきましては、横連絡坑方式、床版下方式、独立避難路方式等を検討しており、現在や事故発生時の対応等について関係機関と協議を重ねている状況であると聞いてございます。
 スプリンクラーの設置計画についてでございます。道路トンネル非常用施設設置基準などの指針に基づき検討しており、関係機関と協議を実施している状況とのことです。
 環境モニタリング調査の地下水の結果において、杉並区で水位計の電源が落ちた原因、計測できない期間が1週間にもわたるが問題ないのかというところです。杉並区立荻窪中学校に設置した水位計において、5月16日から21日までの期間で発生したデータの欠測の原因については、水位計の電源系統の不具合によるものであり、5月22日にバッテリーを交換することで復旧したと聞いてございます。なお、データの欠測期間においては、近隣の都立善福寺公園に設置した水位計のデータから当該エリア付近の状況を把握しており、特に問題はないとのことです。
 外環国道事務所のホームページ、東京リングステップとNEXCOも含めたホームページ、外環プロジェクトの情報を出す役割分担についてでございます。外環プロジェクトのホームページにつきましては、主に各工事の進捗状況に関する情報を掲載しており、東京リングステップのホームページにつきましては、それに限らず、外環事業全般の情報を掲載すると聞いてございます。
 三鷹市と世田谷区の停電について、原因及び対応についてでございます。停電の原因は、東京電力が管理している防護管に巻かれていた電線ケーブルが外環事業地内に存する三鷹市管理の樹木の幹に長年接触しており、今回の風で揺られて防護管が破損したことで漏電したと聞いてございます。応急の対応といたしまして、東京電力が停電当日に防護管を交換し、今後、東京電力が電線ケーブルと樹木の幹との離隔を取る工事を実施する予定とのことです。
 家屋調査についてです。他自治体で事業者がカメラを貸し出して対応した事例があるかとのことです。家屋調査において、寝室等調査員に入られたくない部屋があると地域にお住まいの方からお申し出いただいた場合、調査員からお住まいの方へカメラを貸し出し、撮影していただく対応をしているとのことです。
 続きまして、2、外環の2についてでございます。
 中間まとめ(案)についての意見集約を引き続き行ってございます。具体的には、10月3日、17日、24日、11月7日に意見集約した中間まとめ(案)の確認作業を、住民構成員、事務局である東京都及び市合同で行っている状況です。
 また、11月21日にむさしの地区外環問題協議会の方々と市長が面会する予定となってございます。
 報告は以上になります。