21153【宮代委員】 ぜひお願いしたいと思います。
もう少し突っ込みます。先ほどこのスクリューコンベヤーについて、運転の管理についてどうするのですかという質疑が行われていて、また普通このスクリューコンベヤーって、多分電流値と電圧値を見ていると思うのです。それをずっと連続で見ていて、それが変化すると、あっ、運転の状況が何か変わったぞということをキャッチしながらやるのだと。
ただスクリューコンベヤーの場合は、操作要素がほとんどないのです。もしインバーターがついていて回転数を変化させることができるとすれば、トルクが上がってきたことを多分電圧で拾って、あるいは電流で拾って、それに対して何かを操作するという、例えばやれるとしたらこれぐらいのことなのですけど、多分今回それすらやっていないのではないかと思うのです。要するにずっと同じ力で、ただ回しているだけなのではないかなというふうに。この程度のスクリューコンベヤーに、それほど凝った操作ってできないと思うのです。
にもかかわらず、条件が変わりましたと言っているのです。これは添加材を入れているのですというのは、今後もずっとこの運転をするということですよね。そういう理解をすると、このスクリューコンベヤーはただの消耗品です。また同じ事故が起こるわけです。そういうことを考えているのかということに非常に疑問を感じます。運転操作の要素がどれぐらいあるのか、それから、どういうデータを拾ってこの運転に反映させているのかということ、これのつながりを一応もう1回確認しておいていただきたいと思います。
ちょっと最近ハインリッヒの法則が私の中ではやっているのですけど、これはまさにハインリッヒの一つです。もうこれはハインリッヒで言うと、この一番重大事故のその下の、いわゆる軽微と言われている軽い事故の一つの事例で、さらにきっとこの前にヒヤリ・ハットが300件あったはずだというのが、その考え方なのですけど、これを見逃す、これをそのまま通しているから、大きな事故が。陥没の事故は、あれも実はもう一つ重大な事故の手前の事故なのではないかというふうに我々は感じて、すごく不安になっているということなのです。
なので、その辺を含めて今回のこのスクリューの事故を、今後どういうふうに分析していくつもりなのかということについて、ぜひ調査をしていただきたいので、これは多分今答弁は難しいと思いますが、一応御見解だけ伺っておきます。