19524【高橋下水道課副参事】 おはようございます。それでは、武蔵野市下水道施設長期包括業務委託に関する公募型プロポーザルの結果について、お手元のA4の資料を基に御報告いたします。
初めに、1、実施概要になります。本プロポーザルは、令和6年度から実施する武蔵野市下水道施設長期包括業務委託について、事業者に当該業務に係る提案を求め、実績、専門性、技術力等を勘案し、総合的な見地から判断して最も適した事業者を優先交渉権者として選定することを目的として実施いたしました。優先交渉権者の選定につきましては、令和5年7月に武蔵野市下水道施設長期包括業務委託事業者選定委員会を設置いたしまして、全4回の選定委員会において、公募資料、参加資格確認書類、企画提案書の審議や、事業者からのプレゼンテーション、ヒアリング等を実施いたしまして、厳正な審査を行い、最優秀提案者を選定した上で行いました。
次に、2、選定委員会の委員についてです。委員の方の構成は記載のとおりですが、外部委員の方が3名、市職員2名の計5名で御審議及び審査をしていただきました。
続きまして、3、選定経過の要旨になります。令和5年7月9日に第1回委員会を開催いたしまして、委員会の運営方法、審議内容、優先交渉権者の決定基準及びスケジュール等について確認し、必要な修正箇所の抽出を行いました。その後、7月20日に第2回の委員会を開催しまして、公募資料(案)の審議及び修正等を行いました。事業者のその当時の応募状況等ですが、令和5年8月21日に公募を開始しまして、質問期間を経て回答を行い、9月19日から26日にかけて参加申込書を受け付けまして、1者の参加申込みがあり、提出書類を確認した結果、当該事業者が参加資格を満たしていることが認められ、第1次審査を通過いたしました。令和5年11月1日から17日にかけまして、企画提案書の受付を行い、1者から企画提案書が提出され、令和5年12月14日に第3回の委員会を開催し、第2次審査に向けたプロポーザル審査方法等に関する確認を行いまして、翌週の21日に第4回の委員会を開催いたしまして、第1次審査を通過しました1者につきまして、プレゼンテーション及びヒアリングを非公開で行いました。優先交渉権者決定基準等に基づきまして、企画提案書類及びプレゼンテーション、ヒアリングによる技術評価審査及び価格審査を実施いたしました。
裏面を御覧ください。こちらは選定結果になります。提案者によるプレゼンテーション及びヒアリングの後に各委員による技術評価点が提出されまして、価格評価審査を行った後に、総合評価点──技術評価点と価格評価点を足したものですが──を算出いたしました。技術評価点における最低基準点380点は超えておりまして、提案価格は上限提案額を下回っていたため、記載のとおり、最優秀提案者を選定いたしました。企業体名は、むさしの下水道管路共同企業体で、7者により構成されており、代表企業は積水化学工業株式会社で、市内事業者はその中に4者含まれております。選定委員会における総評では、技術評価の定量評価項目については、本業務を遂行する上で豊富な業務実績と実行性のある実施体制であるとされ、定性評価項目では、特に安全管理や危機管理、統括管理業務、計画的維持管理業務等で優れた提案があったとされていました。
最後に、今後の予定についてです。現在、優先交渉権者と契約交渉を行っており、2月、今月の中旬頃に委託期間全体の基本協定を締結いたします予定で、その後、3月31日まで業務委託の準備と来年度実施分の年度協定を締結する予定で、令和6年4月1日より業務委託の開始となります。
以上で説明を終わります。よろしくお願いします。