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令和6年 建設委員会

11月15日(金曜日)

令和6年 建設委員会
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20345【澤田交通企画課長】  では報告させていただきます。それでは、ムーバスEV車両の導入について御説明いたします。お手元にA4縦の資料を御用意願います。
 1番、経緯でございます。地域公共交通網形成計画の施策の7)運行環境の整備において、次世代環境対応車両等の普及促進がうたわれております。市は、2050年ゼロカーボンシティを表明しており、令和6年の車両入替えのタイミングに合わせ、環境に配慮したムーバス車両を導入することを、これまで関東バス株式会社と検討・協議を進めてまいりました。このたび、令和7年11月に運行30周年を迎えるムーバス1号路線(吉祥寺東循環)にEVバス1台を初めて導入できる運びとなりましたので、御報告いたします。
 次に2、導入車両についてでございます。資料の表の真ん中の縦の列に新たに導入するEVバスの情報が記載されております。また、表の一番右側の縦の列には、参考としまして、現行のムーバスの情報が記載されております。車両の大きさ、乗車定員は現行ムーバスとほぼ変わりません。むしろEVバスのほうが座って乗車していただける座席数が2席増えます。1回の充電で走れる航続可能距離は、さすがにディーゼル車には及びませんが、昨今、EVバッテリー性能の向上もあり、満充電状態で走り出せば、1号路線の始発から終バスまで、途中一度も再充電する必要なく運行する余裕があるとのことです。とはいえ、ストップ・アンド・ゴーを多用する運行スタイルや冷暖房の使用状況により、どれだけ航続可能距離が変動するのか、実際に運行しながらデータを取り、検証を行う必要があると考えております。
 車両本体価格については、ディーゼル車と大きな開きがあるように見えますが、補助金を活用することにより、実質的な購入負担額は、現行ムーバスとほぼ同額、審査結果によっては安くなるかもしれないと聞いております。
 次に3、充電施設についてでございます。ムーバス専用の充電となり、関東バス武蔵野営業所内に設置予定です。ムーバス以外のEV車両の充電は、運行管理の安全上、想定はしておりません。
 次に4、導入費用等についてです。EV車両導入に係る車両の購入及び充電設備の工事等については、関東バス株式会社が主体となり、国と都の補助金を活用しながら行います。EV車両本体は、ほかのディーゼル車のムーバスと同様、関東バスに帰属いたします。
 一方、5年間にわたり計上する車両減価償却費や、毎年発生する充電電気料金等のランニングコストは、運行経費に算入されます。運賃などの運行収入から運行経費を差し引き、赤字が発生した場合は、これまでどおり、市がムーバス運行事業補助金を支出いたします。
 最後に5、導入までのスケジュールでございます。来年2月頃にムーバスラッピングが施された車両が納車されるとともに、関東バス武蔵野営業所内の充電施設工事が竣工する予定です。3月からは、乗客は乗せずに、実際に1号路線にて運行習熟訓練、試運転を実施いたします。その後、来年の夏頃を目標に、実際に乗客を乗せる本格運行を開始する予定でございます。
 以上でムーバスのEV車両初導入に関する報告を終わります。