16963【川名委員】 分かりました。それはあくまでも市役所の都合ですよね。あと、金で解決すればそれでいいではないかという考え方もあるのだけども、我々現実的に考えたら、学校の先生、現場にはもう渡っているわけだし、これをもう1回戻すわけもいかないし、学校現場の混乱を起こすわけにはいかないから、先ほど他の委員も追認せざるを得ない状況になっているということだったと思うのです。要は、子どもたちや学校現場にまで影響を与えたくないということで、最終的に判断せざるを得ないと思っているのです。契約のミスをしたから、それを認めてくれという話ではなくて、視点的にはそういう考えだということもあるということを理解していただきたいと思います。
もう1点は、今回物価高騰により値段が上がってしまったということなのですけども、これ、今日の資料1冊当たりの単価でいくと、1冊2万6,000円を超えてしまう、かなり高価な本なのですけども、この値段というのは言い値なのでしょうか。買える会社も決まっているということは、もう値段も決まっているし、買う会社も決まっているし、行政側ではどうにも判断しようがないと、要は言い値のままに従うしかないシステムになっているのかということを確認させていただきたいと思います。
これは以前からいろいろ課題が指摘されていて、競争原理が働かないのはいかがなものかと、公正取引委員会からも指摘をされてはいるのですが、なかなか改善されていないということもあって、この値段が本当に適正なのかが分からないのです。言い値のままで、そのまま多分書類を作らざるを得ないと思っているのですけども、この前提についても御説明をお願いいたします。