17224【三島委員】 議案第58号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第1回)歳出 10款教育費につきまして、賛成の立場で討論いたします。主に学校給食のほうで討論します。
日本共産党武蔵野市議団は、繰り返し、義務教育は無償の視点で、また、私自身教員をしてまいりました。本当に子どもの食の保障というところで、給食費と、給食を食べるということで、なかなかしんどい場面にも出会ってまいりました。子どもの食の保障、子育て支援となる学校給食費の無償化の実施を求めてきました。給食の質の維持、4月に遡って今年度の4月分から無償化の対象にすることも求めてきました。本議案の補正予算で実際に動き始め、市立小・中学校に通う児童生徒約8,500人の学校給食費が無償となることを大いに評価いたします。
また、資料に先ほどからも何回か出てきましたけれども、「学校教育の一環である学校給食について」と書いてあることを本当にそのとおりだと思いまして、きちんとそこを踏まえていただいていること、すばらしい──すばらしいというか、いいと思っています。「給食の質を維持・発展させるこれまでの取組を継続する」ということも書いてあり、先ほど説明もありました。「学校設置者として学校給食費相当額を補助する」と書かれたこと、また、先ほども要望いたしましたアレルギーその他の疾患、宗教上の配慮のことも含めて、「等の理由により」で書いていただき、「学校給食費相当額を給付する」と事業内容に明記されていることも評価いたします。
ただ、話の中にも出てきましたが、不登校児童生徒への桜堤調理場をいろいろこれから広げていっていただけるところは、9月もできるということで、本当に頑張っていっていただきたいと思いますが、それだけではなかなかいかない部分の検討の具体化も、先ほど私立・国立の小・中学校の児童生徒のことも出てきました。また、クレスコーレやチャレンジルーム、フリースクール、中学生になると、市外に通われている方もいらっしゃいますので、では桜堤調理場に一緒に行こうねというのが、いろいろな自治体から来ていて難しいこともありますので、そういうこと、様々な本当にそれぞれの不登校などの児童生徒の状況をしっかり、これから連携もしていく、今までも連携してきたということではありますけれども、どうぞその方たちの支援も含めて、さらに検討していっていただきたいと思います。残された課題として認識しているという答弁、また、物価高騰の対策としてやっていくところもあるというふうに答弁を伺いました。引き続きよろしくお願いします。引き続き求めていきます。
最後に、東京都の無償化が大きかったというところを伺いましたけれども、議論の中で、では東京都のものがなくなったら再検討ということを言っていたとか、そういう話も出てきました。そんなことにならないように、今東京都は、無償化に手を挙げた自治体のみ半額補助ということになっていると思います。それでは、市長も一般質問で答弁してくださったと思うのですが、多摩地域で手を挙げられない実態、そういう課題がある、全部の子どもたちが補助できる、全額補助か、全く全額負担かのような、本当に格差が出てしまっている問題もあります。武蔵野市でも、これから本当に学校給食費無償化、1回できたものが引き続いてできるように、さらにいろいろな課題を含めて、不登校の方なども含めて広げていけるように、本来、国がやらなければ都が全額やっていくことかなと思っております。義務教育は無償と考えておりますので、要望を引き続きしていただくことも求めて、賛成の討論といたします。