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令和6年 文教委員会

8月20日(火曜日)

令和6年 文教委員会
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17394【高丸統括指導主事】  私のほうから、第四期武蔵野市学校教育計画中間まとめについて報告をいたします。資料に基づいて説明をさせていただきます。
 まず、1枚目に経緯がございますけれども、来年度、令和7年度から5年間の第四期武蔵野市学校教育計画を策定するに当たり、審議会を昨年7月に設置いたしました。令和6年7月までに計8回の審議会及び教育委員との意見交換を行い、実施、検討をしてまいりました。その中間のまとめが別の冊子でございます。
 今回、第四期武蔵野市学校教育計画、真ん中に教育理念ということで掲げておりますが、「自他の幸せと豊かな社会を実現する未来の創り手を育む」を掲げ、方針を3つ、1つ目、「学校での子どもの育ちや学びを支える基盤をつくる」、方針の2、「自らの人生を切り拓く自信と意欲を育む」、方針の3、「多様性を生かし、社会を形成する力を培う」、こういった形で大きな形をつくるというところで議論をしてきました。
 開いていただきまして、A3資料がございます。こちらは学校計画の体系図ということで、先ほど説明させていただきました理念に対して、方針が3つ、そして具体的な施策が6つと、取組が全部で31、書かせていただいております。それぞれの方針が関連し合って、スパイラルに高め合うことで、この教育理念を実現していくという形で今回、体系図をこのような形で示しております。
 開いていただきまして、目次、そしてそこから策定の背景ということで、2ページから、今回の策定に至りました社会的な背景等についてまとめております。
 まず社会的背景というところで、経済先進諸国において、経済的な豊かさのみならず、精神的な豊かさ等を捉えるウエルビーイングの考え方ということが非常に重視をされてきております。現在、国や東京都の教育の方向性としても、次のページ、3ページにありますけれども、持続可能な社会の創り手の育成や、日本社会に根差したウエルビーイングの向上、こういったところをキーコンセプトとして、国の計画、東京都の教育ビジョン等もつくられているところでございます。そうした中で、今回第四期の武蔵野市学校教育計画を策定していくということになっていきます。
 4ページ開いていただきますと、第四期武蔵野市学校教育計画の位置づけということで、第六期長期・調整計画、子どもプラン等との関係を示させていただいております。
 4ページ以降には、第三期学校教育計画の振り返りということで、この5年間でどういった取組を行ってきたのか、そして7ページには、毎年行っております点検評価における学識経験者の御意見等も聴取したものを一部引用してございます。
 こうした社会的背景、国の方向性、そして第三期学校教育計画の取組に基づきまして、ではこれから第四期としてどういうことを行っていくかということで、9ページから計画の理念とその実現に向けてということで、中身を書いております。
 まず10ページ、11ページでは、教育理念についてということで、「自他の幸せと豊かな社会を実現する未来の創り手を育む」、この「自他の幸せ」「豊かな社会」、そして「未来の創り手を育む」、それぞれの言葉について、どのような意味を込めて、言葉に考えを込めているのか、大切にしたいことは何かということについて説明しております。「自他の幸せ」であれば、自分自身のよさや可能性を認識すること、また、利他性や協働性、社会貢献意識といった協調的な要素を生かすこと、そういったことを大事にしていきたい。そして「豊かな社会」については、対話を通して相手の考えを受け止める、共通点を見いだす、合意形成を図ること、こういったことを大切にしていきたいと、そういうところを掲げております。これらを具体的に取り組んでいくために、方針I、II、IIIを掲げて、先ほどの体系図にまとめて書かせていただいたのが12ページでございます。
 13ページでは、この後紹介しております各施策のページの構成等について紹介しております。今回できるだけ分かりやすく、またビジュアルに伝えていくというところで、この見開きの形で各施策を紹介させていただいております。
 13ページにありますけれども、施策に関する意見ということで、第四期学校教育計画の審議会において、どのような意見が交わされたか、また、学校の発表、あるいは学識経験者の発表、あるいは本計画策定に当たって行いました調査の結果等の分析、そういったところの御意見をここに書かせていただいております。それを踏まえ、これまでの取組に関連するデータということで、施策を定めるに当たりまして、子どもたちの実態を、全国学力・学習状況調査の経年変化、あるいは昨年度行いました令和5年度の武蔵野市子どもの学習・生活に関する調査等の結果として示させていただいております。こうした意見やデータに基づきまして、では、これからどういった具体的な取組が必要かということを右ページにまとめるという形で紹介をさせていただいております。
 また、下のその他にございますけれども、各方針の最後には、推進するに当たって注目する指標、方針に関する用語集、方針に関するコラムということも記載をしております。
 開いていただきまして14ページには、早速、コラムがございます。全部でコラムは6つございまして、この審議会の中で、市の特色としてぜひアピールしていったほうがよいのではないかといったものであるとか、あるいは、この用語はちょっと難しいのではないだろうかということで御意見いただいたものについて、コラムで詳しく紹介をするという形を取っております。
 15ページ以降は、各方針、そして各施策の取組について紹介をさせていただいております。15ページから、「学校での子どもの育ちや学びを支える基盤をつくる」ということで、家庭・地域との連携、18ページでは関係機関と専門機関の連携等々ということで、それぞれ取組が紹介をさせていただいております。そして、22ページにありますけれども、先ほどお話しさせていただいたように、方針を推進するに当たって注目する指標、方針に関する用語集、コラムという形で入れさせていただいております。
 方針II、方針IIIにつきましても、同様の形で作成しております。
 以上が本冊子の紹介でございます。
 続いて、1枚目の資料に戻りまして、今後のパブリックコメントの手続の実施についてでございます。パブリックコメントは既に始まっておりまして、8月15日から9月30日まででございます。広報につきましては、市報や市ホームページ、フェイスブック等で行っているところでございます。また4番、市民説明会の実施ということで、今週末を皮切りに、2回、市民説明会を実施していく予定でございます。その際、オンラインでの参加ということも可能という形で実施をしていきます。
 また、今回、新しい取組として、オンラインディスカッション広場の取組をやろうと考えております。こちらは意見募集の期間に合わせまして、時間や場所を問わず、指定したURLにアクセスしていただきますと、自分の意見を入力したり、ほかの人の意見に賛同したり意見交流をすると、そういったことができるという形になっております。また今回、子どもたちにもぜひ意見を聞きたいということで、子ども向けのワークショップ「未来の学校おしゃべり広場」も開催予定です。こちらも2回予定しておりまして、8月24日、9月7日、両日とも午後2時から予定をしてございます。中間まとめの内容、こちらを分かりやすくまとめた分かりやすい版というのも今回作っておりますので、そちらを紹介し、先ほど申し上げましたオンラインディスカッション広場の参加の仕方を説明した上で、様々な書き込みをしていただいたり、意見を交換するなど行っていく予定でございます。
 パブリックコメント後の予定でございますが、10月に第9回の策定審議会、そして12月に第10回策定審議会で答申、そして来年1月8日の定例教育委員会での協議、2月の定例教育委員会で議決というところの予定でございます。
 報告は以上でございます。