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令和6年 文教委員会

9月10日(火曜日)

令和6年 文教委員会
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17525【荒井指導課長】  学校部活動の地域連携・地域移行に向けた方針及び計画等の策定を行いましたので、御報告いたします。これは東京都教育委員会の指示に基づいて行われたもので、別紙1、別紙2については、都の指定様式によるものです。
 では、目的から御説明させていただきます。本方針及び計画は、令和5年度から令和7年度までの改革推進期間における取組の展望を明らかにし、部活動の地域連携・地域移行を推進することを目的として策定しています。武蔵野市が掲げる推進目標ですが、市の実態に応じた地域連携に向けた取組が行われることを目指すとともに、部活動指導員の拡充を進め、教員の部活動における負担の段階的な軽減を図ることと設定をしております。
 策定過程については2番に記載をしたとおりでございます。
 現在の武蔵野市の部活動の実態について口頭で御説明させていただきますが、令和4年度に実施した児童生徒、保護者、教員へのアンケート結果から、部活動は生徒が豊かな学校生活を送る上で大きな教育的意義があるとともに、生徒にとって重要な居場所の一つとなっているということが分かっております。各学校では7から10程度の部活動を設置しておりまして、当時約90%の生徒が部活動に参加していることが分かりました。
 なお、一部の中学校のチーム競技において、各校の実態に応じて合同チームの編成を行って活動しているという状況も把握しております。そして多くの学校で教員が顧問として指導に当たっているわけですが、希望する部活動の指導に関わることで教職にやりがいを感じている教員も多くおりました一方で、負担を重く感じている教員もいると、このようなことが当時のアンケート調査で分かっております。
 こうした実態を受けて、計画の策定に当たりましては、部活動の在り方検討委員会を中心に、1つ、武蔵野市において基幹となる部活動を設定すること、2つ、拠点校方式による合同部活動の設置を計画すること、3つ、部活動指導員の拡充を進めること、4つ、部活動指導員の配置についてということで検討を行っております。
 ここから先は別紙2を御覧いただきますと分かりやすいかと思います。別紙2を御覧ください。
 その結果、地域連携・地域移行に向けた方針としては、部活動は、学習指導要領で学校教育の一環として現在位置づけられていることから、当面の間は学校管理下において行うこととして、まずは着実な地域連携を行っていくということを考えております。また、科学、アートなどの活動に取り組んで、サイエンスフェスタなどで取組の成果の発表を行うSTEAM部を、地域移行のモデル部活動として設置し、部活動の地域移行に係る検証を行うことの2点などについても、検討が必要だというふうに考えております。今申し上げたのは取組の方向性の3番に記載したところでございます。
 具体的な計画を4番のほうに記載しております。令和6年度の部分を御覧ください。令和6年度から地域連携として行う、拠点校方式による合同部活動の計画、準備を開始します。拠点校方式というのは、単純に2つの学校が一緒に活動しますということではなくて、どちらかをしっかり拠点校として整備することで、そちらに顧問を置いて、もう一つの学校は、そちらの拠点校のほうに通って活動するということを想定しております。
 また地域連携のもう一つの取組として、部活動指導員の拡充や、それから部活動指導員にきちんと検証を入れていくという意味で、部活動コーディネーターと連携して人材育成なども図っていく、また人材リストも作成していくということを進めております。あわせて現在、教員が部活動指導員として指導するための、意欲を持って部活動に当たっている教員もいるので、その方々のための兼業についても検討しているところでございます。
 来年度、令和7年度は中学校3年生のいわゆる部活動の引退の時期に合わせて、下半期から拠点校方式による合同部活動と地域移行のモデル部、STEAM部をスタートさせる予定です。加えて、引き続き部活動指導員の人材リストの充実を図ってまいります。
 最後に、本方針及び計画の成果指標を5番に書かせていただきました。生徒の部活動についての満足度の上昇、教員が指導に携わらない部活動の増加、教員が部活動に従事する時間が減少すること、3つを設定しております。
 では別紙3を御覧ください。こちらは保護者・教員への資料として作成をしております。保護者・教員には、まず武蔵野市が目指す部活動の方向性、2として地域連携の取組、3番として武蔵野市の具体的な取組、4番として拠点校方式部活動のスケジュール、それから裏面になりますけれども、5番としてQ&Aを設定しております。
 方向性のところについては先ほど御説明したとおりです。
 地域連携の取組では、スポーツ庁が示している、地域に協力してもらい、指導者を学校に配置すること、また複数の学校が一緒に活動することについても記載をしております。
 3番のところを御覧ください。武蔵野市の具体的な取組について、基幹部活動というふうに先ほど申し上げましたが、ここでは具体的な部活動名を挙げて、保護者の方、教員の皆さんに分かっていただけるように記載をしているところです。
 4番では、拠点校方式による合同部活動の開始に関してのスケジュールについて、説明を図で示したものになります。
 最後に、裏面、5番のよくある質問のところですが、入部方法であるとか、現在の指定校変更についてどのようになるのかということであるとか、あるいは自転車での移動や兼部、それから、拠点校での部活動と在籍校の学校行事との優先順位、あるいは欠席連絡など、恐らく質問が出るであろうと想定されるところをまとめたところです。
 説明は以上です。よろしくお願いします。