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令和6年 文教委員会

12月11日(水曜日)

令和6年 文教委員会
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18013【茂木スポーツ推進担当課長】  それでは、武蔵野総合体育館大規模改修基本設計書の概要版を御説明いたします。お手元のカラーのA3判の横型の用紙を御覧ください。
 まず改修の目的でございます。武蔵野総合体育館は平成元年(1989年)に竣工し、着実に改修を重ね、適宜機能向上を図ってまいりましたが、築30年以上が経過してございます。経年劣化した給排水管、空調、昇降機──これはエレベーターです、電気設備などを更新するため、長期休館を要する保全工事が必要な時期を迎えてございます。今後30年程度、引き続き現在の施設を使用していくための劣化保全整備に加えて、改良保全整備や機能維持・向上工事を含めた大規模な保全改修を行うことにより、引き続き市民のスポーツ文化の発展に寄与していくことを目的とし、大規模な保全改修工事を行うものでございます。
 その下の欄の工事期間と休館についてのところを御覧ください。昨年、令和5年度に基本計画を策定いたしました。現状と課題を整理し、大規模保全改修の基本的な考え方を示し、基本設計を行うための条件等を設定したものでございます。この仕様で、令和6年度、この基本設計を作成いたしました。その後、実施設計に入りまして、令和8年、9年、10年度で大規模改修工事に入ってまいります。
 総合体育館におきましては、通常運営を令和8年度いっぱいまで行いまして、休館を令和9年の4月1日から、翌年、令和10年の7月31日、16か月の休館期間を経まして、令和10年の8月1日にリニューアルオープンの予定でございます。
 その下の陸上競技場、市立第四中学校の温水プール、それから市営プールについては、先ほど午前中にも御質問がございましたけれども、総合体育館の地下には機械設備がございます。温水を送ったり電気を送る機械がございますので、こちらの機械の入替えのために一定程度休館が必要となる施設でございます。陸上競技場は令和9年の12月1日から約6か月、翌年5月31日まで、四中の温水プールも同時期でございます。市営プールについては、先日、整備方針のほうを発表させていただきましたが、改築の予定等ございますので、こういった予定になってございます。
 建築の概要は御覧のとおりでございます。
 その横の概算工事費を御覧ください。58億7,000万円でございます。ちなみに計画の時点では54億4,000万円でございました。7.7%の増でございます。物価上昇等の概算費用の変更が生じる可能性もあり、実施設計時に改めて精査を行ってまいります。
 その下を御覧ください。基本計画で示した基本方針、3つの整備方針でございます。
 まず1番として、劣化保全整備でございます。これは建設当初の性能・機能を維持できるよう、基本的な性能まで戻す整備でございます。一定期間の休館を要する工事を最優先で行うものでございます。
 2番目が改良保全整備でございます。開館当時にはなかった社会的要求の変化等に対応するための施設の機能向上を行うことが求められます。バリアフリー化等の工事でございます。
 3番目が機能維持・向上工事でございます。リニューアル後にはより使いやすい施設にしていく視点も重要でございます。もろもろの工事をパッケージ化することで効率化を図ってまいります。
 ちょっと裏面を御覧いただきますと、その工事の詳細が記載してございます。
 まず1番の劣化保全整備でございますが、建築の保全としまして、各競技室のフローリングの全面改修を行います。また、玄関ホールの床タイル等を改修してまいります。それから先ほど言いましたけど、機械設備の保全でございます。
 その下が電気設備の保全でございます。右側の写真が屋上の空調機の写真でございます。そして下の写真が地下の受変電装置の設備の写真でございます。
 2、改良保全整備でございます。バリアフリー化の推進でございます。2階のコミュニティデッキ等の出入口を自動ドア化してまいります。また階段の手すり等も設置してまいります。
 更衣室・トイレのアメニティの向上でございます。手狭な1階のトイレを改修いたします。更衣室も広げてまいります。トイレ内の内装を全面的に改修いたします。シャワー室はパウダールームとしても使えるように改修してまいります。
 安全性の向上は、手すり、またノンスリップ床等の工事でございます。
 また、環境への配慮工事でございます。クリーンセンターからのバイオマスエネルギー供給、これは蒸気と電気でございますが、こちらを活用した整備方針を継続してまいります。その下の4つの点は設備機器更新等による効率化と省エネ化の内容でございます。
 右側を御覧ください。3番目として、機能維持・向上工事でございます。ごめんなさい。先ほどのにちょっと戻りまして、平面図がございます。トイレとシャワールーム、更衣室でございます。これは1階の玄関を入りまして、左手側、メインアリーナの手前にございますトイレと更衣室でございます。裏の事務室を潰して拡張していくものでございます。点線部分が現状の大きさでございます。その分、事務室エリアが前面に張り出してくるというものでございます。
 そしてこの右側の図を見ていただきますと、受付を正面エントランス寄りに配置して、分かりやすい受付を設置いたします。また、申込み時の待ち合わせスペース等も設置してまいります。
 内装改修とサインのリニューアルでございます。壁を清潔感ある色調に変えます。それから照明機器等も更新してまいります。
 広がりのあるエントランスにリニューアルします。一番下のイメージ図でございますが、正面エントランスの外構整備でございます。
 ちょっと前のページに戻っていただきまして、右側のところでございます。基本設計を行った時点で、各部屋ごと、主要なもの、パブコメ等の意見に対応した内容を記載してございます。
 1)、2)は玄関ホールでございます。先ほど言いましたように、受付が玄関ホール側にせり出してまいります。それからデジタルサイネージ等も設けてまいります。
 4)副競技場観覧席でございます。副競技場というのはサブアリーナでございます。手すり等を設けて安全対策をしてまいります。
 それから、6)弓道場です。暑さ、寒さ対策の要望が多うございますので、床暖房等を設置してまいります。
 7)です。野外活動センターでございます。現在3階にある野外活動センターを2階のコミュニティラウンジに移設してまいります。
 8)は、コミュニティラウンジがその分手狭になる部分を、中3階の旧図書コーナーに持っていきまして、休憩スペースの拡張等を行うものでございます。
 9)トイレと更衣室は先ほど述べたような状況でございます。
 10)エレベーターでございますが、現在ストレッチャー対応していないエレベーターを改修してまいります。
 それから、12)休館期間でございます。こちらは休館期間を再検討、なるべく短くしてほしいという意見をたくさんいただいてございます。ただ築30年以上経過してございまして、施工範囲が非常に広くなっております。フローリングの全面交換、それから設備機器の全面交換、天井の撤去、また復旧、地下設備の全面交換等、大変手間のかかる工事でございますので、昨今の労働者不足等を考慮しまして、16か月間の休館が適正と考えておるところでございます。
 以上、大変長くなりましたが御報告いたします。よろしくお願いいたします。