14434【深田委員】 この住民投票条例の問題は、まさに前市政において、市内はもとより、まさに全国を震撼させた事態となりました。それは、思想のぶつかり合いがまちなかで繰り広げられたということだけではなくて、そもそも自治の在り方、憲法の解釈、こうしたことに及ぶものだったわけです。そこを見逃してはいけないのだと私は思っています。
そのために、前市長はどうしてもこれを確立させたいという公約がおありだったので、確立に向けて有識者懇談会を開いていらっしゃいましたけれども、中身を拝見するに当たっては、まさに課題整理、その否決された前条例案の問題点の抽出作業を行っているわけであります。そういう意味では、否決されたものをもう一度きちんと区分けしているというのは、これは非常に大事なことなのですね。なかなかやる覚悟になりません。当時市長が進めたかったから確立のためにやっているのだということですけれども、要はそれを振り返り、なおかつ補強をする、もしくは修理をする、書き換える。何でもできるわけです。でもその振り返りをやったこと自体というのは、私は大いに評価をするものであります。
恐らく担当された職員の皆さんにとっては、こんなこと失礼かもしれませんけど。優秀でいらっしゃいますから。嫌みではないですよ、本当に。さらに勉強になったことだと思うのです。これは、私は、当初は非常に警戒心を持って傍聴させていただきましたけど、回を重ねるがごとに、非常に学びと気づきをいただくことができた会議体だと思っています。その責任を重く受け止めて、委員の先生方も役割を引き受けてくださったものだと思います。
そういう観点からもう一度、ついせんだって、1月29日に開かれました第六期長期計画・調整計画の私どもへの全員協議会の席で、小美濃市長がおっしゃりました、この凍結ということの意味と、それからお気持ちについて、もう一度確認をさせていただけますか。