14968【深田委員】 結局、結論から言えば、この調和という言葉に集約されている部分もあります。たしか早い段階でとても私が違和感を感じたのは、二元代表制を補完するものとして性格づけるところはいいのですけれども、議会が機能しなかったときに伝家の宝刀としてという、その部分が大変な違和感を感じたのです。そこを調和という形で収めていただいたということは、今後の議論につなげていくことができますので、大変よかったと思います。これ、「いざというときのための伝家の宝刀としての役割を持つものであり、」といって3ページの上のほうに書いてあるのですけどね、これが住民の自治を推進していく一つの原動力として動機づけになるという位置づけだとしたら、これは明らかに間違いだと思います。そういうふうには使ってはいけないです。その後にあるように、二元代表制である市長と議会が市民の信託に応えるという、この真摯な気持ちです。そこに生まれる信頼関係が大事なのであって、それを乗り越えるという対象にしてはならないということだということが今回まとめていただいたことで明らかとなっていると。これは私たち議会の問題ですから、議会がしっかりと受け止めなければいけない問題です。
こういった整理をしていただきつつも、一番騒ぎの争点となった署名者と投票資格者、これについては非常にオープンな形で終わっているのです。まあ、オープンな形で終わらざるを得なかったと思うのですけれども。この議論は、どこかできちんと庁内でおまとめにならないと、次にバトンを渡された方にとってもこれは物すごくつらい資料になります。その辺どのようにお考えになっていらっしゃいますか。