14978【与座委員】 質問ではありません。今、前の質問者が最後に言っていました、多分この一連の住民投票条例に関することに関しては、この報告書をもって一段落というか、一つのゴールを迎えたのだろうと思います。その最後の段階に立って、現在の、今回の一連の騒動を含めた感想だけ言っておきます。
というのは、当初は、今日この論点整理が出て──メモ取らなくてもいいですよ、質問しませんから──出てきたときに、これをもって執行部側が次の条例案の策定の準備に進むというような予定でしたので、ここでがっつりといろいろな質疑をしようと思っていたのですけども、小美濃新市長になって、この議論に関しては凍結をするということでありますので、具体的な中身についてはここで触れることはいたしません。というのが基本的な態度です。
感想ということに対しては、今回の一連の騒動、18年前に邑上市長が自治基本条例を策定すると言って当選されてから、ずっといろいろな経過がありました。細かくはカットします。それで落ち着いた、最後に到達したのが今日だというふうに認識をしております、一連の中で。それで、私はこれを見ていて、武蔵野市民ってやはりすごいなと思ったのは、市民自治の在り方を真剣に、それは意見の違いはあっても、真剣に考えているということ。併せて感じたのは、地方自治というのは本当に深いものだなということを感じました。77年前に憲法が制定されたときに、憲法の92条に地方自治の本旨ということが書かれていて、細かいことは書いていないのです。我々学生の頃に、団体自治と住民自治だとか習ってきたけども、それは概念的な話であって、本当に身近な問題として、これほど市民の方々が、自分たちの住むまちの市民自治について考えたということは、僕は大きな財産だと思っております。
あわせて、この報告書は非常に読み応えのある報告書でした。正直言って、もうちょっとフォントを大きくしてくれると、老眼鏡でもなかなか読めなかったのでつらかったですけど、まあそれはそれとして、非常にいい報告書を頂いたと思っております。これを死蔵することなく、先ほど遺言だと言っていたけど、死蔵することなくこれを置いておいて、次のしかるべき時期につなげていければなと、こんなふうに思っているということを述べさせていただきまして、この一連の話、一連の騒動と言ってはいけないな、一連の流れについてのピリオドの段階での感想とさせていただきます。