15141【深沢委員】 要するに、今度の第二次の計画をつくるに当たって、半年あるわけです。市民参加を行う。市長は多様な市民参加をやる。この期間に、市長の言われるところの何でも目安箱というのを導入するのか、しないのか。簡単に言えば、そういう話です。だから、今の御説明で言えば、それは多様な市民参加の中には入れないというか、今いろいろと検討しているということだけども、必ずしもそれを位置づけるわけではないというふうに私は答弁で受け止めたので、それで結構でございます。
最後にもう1点。市長は、冒頭申し上げたように、今までの継続的に続いている計画行政の土台というのを大事にしたいと。ただ、選挙で自らの公約でやってきたから、それはもちろん入れる、こういうことだと思うのです。そこで、政治のやり方として、極端に言うと大きく二極あるとして、もう一極のほうは、私は経験しているので申し上げますが、土屋さんのときは、俺はこう思うのだと。これはよく本会議で言っていました。市民参加は、それはもう結構だと。それは認めていたわけです。だけど、実際に執行権を持たされた自分がどう考えるのかというのをはっきりしなければ議論にならないと、こういうことをよく言っていたのです。つまり、執政者の政治姿勢を明快にしていくと。なおかつ、それが具体を伴ってやっていくということで、事実、いろいろなところに取り組まれたわけです。もちろん、私から見れば、賛成もあり、反対もある。結果、議会とのあれでそれなりの歩みをしてきたというふうに理解をしているのですけど、職員の皆さんは大変だったと思うのですけども、でも、そういうふうに評価しています。そういう両極のうちの一極が仮にあるとしてです。極と言っていいかどうか分かりませんけど。
もう一方で、やはり自分の考えももちろんあるのだけど、市民の声を。特に市長は議員時代に、市民周知の度合いがまだまだ薄いとか、あるいは参加の度合いがまだまだだというような御発言を大分なされていたので、よりお聞きするところですが、その声を聞くというところに重点を置く政治というのと、私のこういう表現の仕方が本当に的確かどうかは別として、私が思うに、仮に両極だとすると、市長はどの辺に立たれているのかなというのを考えるわけです。特に公約なんかを見ても、例えば邑上さんのときは中学校給食をやるとか、これは具体性があったわけです。市民参加は大事にされていました。それから、松下さんのときは待機児童ゼロと。それぞれ特徴があるわけです。そういう全体経過の中で、今度、小美濃さんが生まれた。これはもう原点的なお話で、この進め方にも関連するのでお聞きするのですが、私が察するに、やはりより多くの人の意見を拝聴というか、聞きながら、自らの考えはあるけれども、それを踏まえて最終決断をすると。簡単に言えば、そういうパターンでお考えになっているのではないかなと推察はするわけです。その点についての市長の基本指針がおなかの中で立っているようでしたら、ぜひここでお示しいただければと。