15317【小池産業振興課長】 先ほど菅委員のほうにも御答弁させていただいたとおり、大変厳しい状況という認識はしておるところでございます。あと、本市におきましては、皆様御存じのとおり、地価が高いといったところもございますので、新たに土地を購入して市民農園の開設というのは、なかなか難しいのかなというふうにも思っているところでございます。
そのような中で、都市農地といったような観点から考えれば、平成30年に都市農地貸借円滑化法というのができました。こちらでは、生産緑地であっても市民農園の開設が可能になったといったようなところでございます。今後、生産緑地で営農されている皆さんの高齢化なんかの問題もあるところでございます。今実際にも生産緑地のほうは農業者さん同士で貸借をして、ちょっと高齢になったので、今10アールでやっているけれども、もうそこは10アールできない、半分自分でやって、半分は貸したいのだということで、ほかの農業者さんに貸しているというようなことも、武蔵野市内でも何件か、そういったところが出ておるところでございます。
この貸借については市民農園への転用も可能でございますので、こういったことも一つの手段として、可能性として考えられるところでございますので、また、そうはいっても相続というような話も出てくるので、地権者のみならず、その御家族も含めて、将来に向けて話合いをしていきながらといったようなところはございますが、機を捉えて、地権者の方や御家族の方と丁寧にやり取りをさせていただきながら、検討は進めていきたいというふうに思っておるところでございます。
以上です。