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令和6年 総務委員会

8月19日(月曜日)

令和6年 総務委員会
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道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

映像ID: 2763

15653【道場委員】  誤解とおっしゃいましたが、私は誤解でも、少なくともそういうものというか、説明とか、本来なら6月の委員会できちんとそういう答えが出ていたら、なるほど、そうなのですかと言っていたかもしれない。それがされないから、当然継続──当然というか、これはもっとやらなければいけないと継続になったわけです。要するに、議案として出してくるには耐久性が弱いのです。分かりますか。
 だから何度も繰り返すようだけれども、一個人のお金を使うとか、何かの理念を持った財団がやるのだったらそうかもしれない。許されるかもしれない。だけど税金なのです。これは決定的に土台が違う。だからそれはいろいろな人、この間も言いましたけど、全市民とはいかなくても、大方の人がやはり理解、納得できるようにしないと。だから誤解がいっぱい出るのかもしれない。私は誤解だと思います。自然の発想だと思う。
 プロセスがあって、6月の委員会の後に私は開示請求をしました。今回の議案に関するファツィオリに関する議事録とか、例えば覚書とか、何かこういうもの、契約に対するその裏づけみたいなものとかがないかと思ってお尋ねしたのです。
 まず最初に言いますが、一番最初、6月にアプローチしたら、該当するものはなしと出てきたのです。該当するものはなしということは、何もプルーフがないわけです。根拠。ええっと思ってしまって。いや、本当に変な声を出してしまったけど、それだったらもうとにかく議事録とか、ちょっとそういう書式に縛りをかけたからまずかったのかなと思って、うちの会派のほうからお願いしたのですが、今度はとにかく選定におけるものの全てという形でお願いしたら、こういう開示通知書と共に紙が出てきました。当然出てくるわけです。
 この中で、当時のいろいろな見積りとか、それと恐らく一番肝腎なのは、令和5年の7月31日、だから去年のちょっと前ぐらいか。だからまさに予算に上げてくるときの話です。副市長協議資料という形で、市民活動推進課からピアノの更新について上げていたわけです。ここには、我々が以前、公会堂に何がある、文化会館に何があるとかという資料とか、いつ買ったとか、当時の値段、当時まだ一千何百万円だったとかと出ているわけです。
 ここには一番大事な対応案として、質の高い海外ブランドのピアノを使用することが重要である。現に今もというか、この段階でもスタインウェイは使ってあったわけだから、そこに対する確認は取れていたわけです。当時の副市長はこちらにいらっしゃる副市長だと思いますので、しっかり御記憶されていると思いますが、そういうことなのです。だからそういうことでいうとこういうのがある。
 もう一つ一番肝腎なのは、私の一番嫌うパターンなのですが、日付のない資料があったのです。これは前にもちょっと言ったかもしれないけど、公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団から出た3枚で、これは何ページになるのか。5ページ。現状、ピアノの状態ということと、ピアノの買換え時期とかピアノのメーカー。ここにはスタインウェイとかファツィオリも出ています。ヤマハも出ているし、大手の3つのピアノ会社の当時の見積りが出ていた。だから要するに、去年の6月ぐらいにこういう資料を基に予算の編成がされたというのは分かったわけです。
 ここまでいいのだけど、まずいいですか、ここでも公のところだからはっきり言っておきます。この文化生涯学習事業団が出した紙はいいのですけど、私は、これはいつの紙ですかと、日付が書いていないので課長にもお尋ねしたのですけど、調べてみたら去年の6月だったと、そういうものなのです。もしかしたら、日付がないから後でつくったものかなと疑ってみる人も、世の中にはいるかもしれない。でも、とにかく何でも書類をつくるときは必ず日付ぐらい入れろよという話です。私はメモでも必ず日付と時間を入れますから。それくらい仕事に対して真面目にやってほしい。決して不真面目だとは言わないけど、足らないです、真面目さが。
 戻ります。ここには、なぜ最終的にファツィオリになったかというのは一切書いていない。分かりますか。要するにこういう資料を基に話されたとは書いてあるけれども、議案に出てくるファツィオリになったという経過はないのです。だからそれがさっき私が言ったような、議案に上げてくる根拠としてはかなり脆弱だということなのです。では誰が決めたのという話です。
 おまけに、この間言いました、市長。私は中途半端だと言った。もう1回言います。中途半端だ。だって当時の話だと、スタインウェイは高いから、それはちょっとまずいだろうと。国産だと随分安くなるけれども、そこまでに及ばないだろう。だから中途半端ですと言ったわけです。中途半端でも何でもいいのだけれども、方針の転換をしているわけです。それまでは一応、万人と言わなくても、ほとんどの人が認める、いわゆる世界ナンバーワンブランドのピアノを市民の人にも弾く機会を与えようという、ある意味一気通貫した芸術に対する思いが通るから、これは理解ができるわけだ。
 だけど、そのメインのスタインウェイというブランドを替えましょうということになると、これは、公のお金を使わせてもらうということから言えば、今私が言ったような根拠が必要なのではないかということを言っているわけ。おまけに選定の開示請求をした中には、その基のいわゆるマテリアルの部分、情報の部分はあるのだけれども、その大事な選定のものがないのです。何でなったのか。では試弾をしたのですか。誰が決めたのですか。どれを選んだのですか。いつやったのですか。書いていない。何もないのです。これは正直な話、仕事としてはちょっとまずいのではないですか。これに関して答弁をお願いします。