15657【道場委員】 そう、この資料だと恐らくそうなのです。この資料だと、ピアノの買換えが必要だとかとそういう話があって、そして具体的に3つのブランドが出ているから、恐らくそんなものかなと思ったのです。その後に最終的にファツィオリになるわけです、議案が出てきているわけだから。だからそこの痕跡をしっかり残しておかなければいけないわけです。
並行して7月の上旬に、すごくこれは丁寧な話で、江東区の豊洲のほうに見学に連れていっていただきました。一緒に行っていただいたから、恐らく感覚としては大体一緒だと思うのです。質問して、新機軸のものを入れるからにはそれなりの手続をされたのですかという説明をしたら、江東区の説明員の方が、選定委員会を開きましたというのが、結構今回のポイントになっていることです。当然新しい建物を造る中での一環のプロセスだったかもしれないけれども、でもやはり手続上税金を使うことにおいては耐久性があるわけです。
だってこれははっきり言っておきます。しっかり残さなければいけないのだけど、まずピアノ選定委員会の設置というのがあって、しっかりと選定委員会設置要領というのまでつくられて、1条から7条まできちんとあって、どういう人を選ぼうかとしっかり書いてあるわけです。そして評価項目表というのがあって、信頼性や価格、製品仕様と話題性とかきちんと書いてあるわけです。だってそうではないですか。小さな子どもがお金を使うときだって、子どもはお金の使い方が下手だから、それで大丈夫なのかといって、一々親は教えるわけです。本当にここで使っていいのかと。そういうものでしょう。税金だって同じです。
こういうものをやって、そして第1次審査、試弾依頼。きちんと試弾しているわけです。そして、ここではピアノが5社挙がりました。試弾者がいろいろ報告を上げてきて、今度は第2次審査をして、審査会で実際に試聴し、聴いて、別に規定する選定基準を基に選定すると。そして、きちんとこの通知表が出てくるわけです。5つの会社。これをよく読むとどこの会社か全部分かってしまうのだけど、5つのブランドに関してしっかり書いてあるわけです。この評価に関しては、一番いい点数がついたのが、これは30点満点で29点。国産の某ある会社は19点だった。きちんとした理由がやはりあって、話題性とかというところが特出しているわけです。
最終的に税金を投入するときに、私たちは真剣にそのブランドの商品をしっかり見て、それなりのと言ったら変だけれども、資格者というか、そういう人たちに見てもらって、大切な税金を無駄遣いしないということをここで証明しているわけです。ここまでやれば誰も文句は言わないです。それを言っているのです。
だからここに関しては、もう終わったことだからどうにもならないかもしれない。だけど、これからもいっぱいいろいろなものに対して投資をしていったりするわけでしょう。お金が無尽蔵にあるわけでもないし、ましてや公金です。これに関して今回、先ほどから、手続上まずかったというようなことはおっしゃられているけれども、こういう江東区さんに行って思ったのは、同じ仕事をやっていて悔しいと思いませんか。プロフェッショナルなのです。やはり真剣にやってほしいのです。
我々がどうなのですかと言ったら、パーンと打てば響くような説明やそういう資料が出てくれば、それはもう最高です。でも、ええっとなってしまうわけです。僕は江東区のあの説明を聞いていたときに、すごく悔しい思いがして。今後こういう買換えがどんどん出てきますが、具体的にどうされますか。きちんと選定委員会を開くとか、選定委員会に及ばずとも、例えば議論したことをしっかり残しておくとか。5年たっても、10年たっても、きちんとこうやりましたよと残すべきだと思うのですけど、これに関して答弁をお願いします。