15800【射場都市機能再構築担当課長】 それでは、デジタルプラットフォームアプリを活用した事業の試行的実施につきまして、市民活動推進課所管内容を含めて、一括して資料の御説明をさせていただきます。
1、はじめにですが、各地のまちづくりなどの自治体の事業におきまして、多くの市民から多様な意見を取り入れるため、デジタルツールを活用した新たな市民参加の仕組みづくりが進められております。本市におきましても、様々な場面におきまして市民意見を把握する取組を進めておりますが、より幅広い市民の潜在的な意見やニーズを収集・把握するための新たな手法といたしまして、地域デジタルプラットフォームアプリ「common(コモン)」を吉祥寺パークエリアのまちの将来像立案、市民目安箱に試行的に活用していくものでございます。
2、経緯でございますが、SOCIAL Xが企画運営する官民共創プラットフォーム、いわゆる逆プロポと言われるものですが、こちらにおきまして、東急株式会社が東急線沿線エリアを中心に提供している本アプリのサービス拡大を目指しまして、パートナーとなる自治体を募集しておりました。吉祥寺パークエリアまちの将来像立案におきましては、本アプリを活用し、パークエリアの継続的な情報発信、意見収集などの活用を期待して応募し、昨年パートナー自治体として選定されました。令和6年度からは事業者と、本アプリを吉祥寺パークエリアだけでなく、市民目安箱への活用についても協議を重ねてまいりまして、本年8月1日に協定を締結いたしました。
3、本アプリの概要は記載のとおりとなりますが、(4)費用につきましては、システムの導入、運用、改修費用等について、市の費用負担は発生いたしません。
次ページを御覧ください。4、本アプリを活用した試行事業についてですが、まず、(1)吉祥寺パークエリアまちの将来像立案におきましては、9月21日からの公会堂のパークエリア社会実験に合わせまして試行を開始し、目的に記載のとおり、情報発信、意見の収集・把握、蓄積等を行いまして、まちの将来像の策定に活用していきたいというふうに考えております。
次に、(2)市民目安箱についてですが、市民が気軽に市政に対する提案をすることができる仕組みづくりを推進することを目的に、9月1日から来年2月28日まで、試行期間として実施いたします。
活用方法ですが、次ページの画像イメージを御覧ください。左側のスマホ画面上部に吉祥寺とあるとおり、こちらには三鷹、武蔵境も含めて三駅を選択することができます。吉祥寺の下に、投稿、相談、譲渡という3つの機能がございまして、こちらも選択できるようになっておりまして、パークエリア、市民目安箱につきましては、主に投稿機能を利用してまいります。
次に三駅の画面上部になりますが、市民目安箱のバナー画面がございまして、そこに触れますと、右側に表示しておりますように、専用の市民目安箱の画面に遷移いたします。そこで市民の方から御提案やアイデアを投稿いただくこととなってございます。市民目安箱での市民の方のコメントは匿名となっておりまして、ほかの方がコメントを閲覧することができますので、よいと感じたコメントに対しましては、ハートマークをつけて投稿者に伝えることができる仕様となってございます。
2ページにお戻りいただきまして、3)の活用方法にお戻りください。3つ目の点になりますけれども、市民目安箱に関するコメントにつきましては、一定期間ごとに事業者よりデータの提供を受けます。原則市からの回答は行いませんが、市民からの提案内容を踏まえ、必要に応じて対応結果を公表してまいります。また、市民目安箱試行中につきましても、市長への手紙については引き続き実施していきます。
最後に、5、今後の予定ですが、繰り返しとなってしまいますが、9月1日から市民目安箱、9月21日からパークエリアでの試行を開始する予定となっております。
説明は以上です。