22273【石川子ども家庭支援センター担当課長】 児童虐待の相談の状況について御質問いただきました。コロナ中とコロナ後の違いというところになりますが、コロナ中の緊急事態宣言発出直後、令和2年の4、5月について言いますと、関係機関も全て動いていない状態になってしまうので、逆に件数はかなり減った状況に、そのタイミングではなっておりました。ただ個別の御相談というのはまた別途いただいたところになっているので、年間のトータルとしては最終的にはそこまで変わらないかなと思っております。
特にコロナの時期で数が特段増えているわけではないのですが、内容の質が変わったなという印象をちょっと持っておりまして、それは在宅勤務等とかで御家庭に両親がそのままいるということでの、家庭内の不和を原因としたものであったりとか、親子が一緒にいる時間が長いということによる親子のぶつかり合いといいますか、そういった相談が、相談の中では増えてきたかなということは、コロナ中は見受けられたところになっています。
ただ一方で、コロナ中の対応でプラスになったところについて言いますと、家族の中でもやはり基本的にはうまくいっている家庭のほうが多いので、在宅勤務が出てきて、例えば夫が在宅勤務になってくれたので、手が足りるようになったというようなお声も聞いている状況ですので、必ずしもマイナス面ばかりではないのかなと思っております。
ただ社会情勢に応じてその相談の質が変わっていく。その量についてが若干増減が出てくるのかなというのが、見ている印象になっています。5類に移ったことで、では今どういう感じになっているのかなというところになると、コロナ前とやはり近い状況にまた戻ってきているのかなというのが、まず担当の肌感覚のところになるかなとは思っています。
一方在宅勤務も広がっていますので、家庭内に親がそのまま残っているということでのプラス面、マイナス面、それぞれが出ているのかなというところで、コロナで大きく変わったところというのは、社会の働き方であったりとか、社会情勢に大きく左右されるのかなということが、今担当として感じるところでございます。
以上です。