22610【きくち委員】 よく分かりました。ありがとうございます。
続きまして、商工費のほうをお伺いさせていただきます。商工費のほうを見ますと、何となく全体的に関連するような内容が多いので、全般としてちょっと申し上げさせていただきたいと思います。コロナ禍の緊急経済対策の一つとして、シャッター街の防止として、商店会の活性化に寄与する事業者を応援することを目的として、令和2年度に商店会活性出店支援金事業というのを開始したというふうに出ていました。コロナ禍前は、吉祥寺の周辺というのは商店街にも空きがない、あったとしてもすぐ埋まってしまうというような状況だったので、シャッター街になるというのは本当に想像もしていなかったと認識しています。また、商店会の課題として、商店会への未加入の店舗が増加しているということをお伺いしました。武蔵野市の産業振興条例では、商店会の加入を規定しているものの、あくまでも努力義務であるとしていまして、商店会活性出店支援金事業は、出店から6か月継続したら2回支援金を申請できるという制度で、その際に商店会の加入への効果があったということを伺っております。
そこで、先月なのですけども、会派のほうへ、吉祥寺地区、中央地区、武蔵境地区の商店会の役員の方々がお見えになって、いろいろ商店会の実情をお伺いいたしました。そこで、武蔵野市、特に吉祥寺は市外からも来街者も多くて、いつも住みたいまちランキングの上位に上っているのですけども、ここ6年間で路線商店会は5つの商店会も解散してしまって、特に吉祥寺駅周辺だけは商店会が残っている状態にあるということをお伺いしました。多分、20年ほど前は、駅の周辺の繁華街というわけでなくても、近所でもそれなりににぎわった、大型店舗があったとしても昔ながらの個人商店などもにぎわったというまち並みがあったと思います。やはり生活のスタイルが変わったり、あと、共働きの世帯が増えたりして、なるべく便利な大型店舗で全ての買物をしてしまったり、あと、駅ナカ、三鷹とか吉祥寺も武蔵境もそうなのですけども、駅の中でお買物を済ませてしまってという方が、近所ではお買物をしなくなったという。だんだんそういうことで商店街で買物がなくなった結果、地域の商店街自体がシャッター街になってしまうという、そのような事態が最近増えていると思うのです。
そこで、流れというか、なかなか止められなくて、近くに大きなマンションもできたのに、やはり活性化がなかなかできないところがあったりしています。武蔵野市は自治会とか町内会がないことで、商店会自体がその役割の一端を担っているところがあると思うのです。やはり地域の方の、ただ買いに来ました、売りますというだけではなく、人間関係とか、お子様たちのことを商店の方々が見守ったりしてくださって、多世代交流の場だったり、あと、最近は駄菓子屋さんが子どもの居場所になっていたり、いろいろ昔とは違った形でまたにぎわいがあるところもあるので、そういう商店会をぜひ市のほうでもいろいろな形で援助していただきたいと思うのですが、商店会がなくなってしまったという原因は、ただ、にぎわいがなくなってしまったということでないということをお伺いしました。その中には、やはり担い手不足。役員の方々の担い手がない。要は、商売をやっているほかに、そういう役員的な、いろいろ会議をしなければいけないとかというのはなかなか成り手がないというのを聞いたのですけども、そこで、いろいろお伺いさせていただきたいのですが、商店会地区サポート事業というところなのですが、こちらは令和5年度、今年度は経費の2分の1。例えば、皆さんから150万の資金で何かイベントとか企画をした場合、150万を御用意していただくと市のほうで300万円の支援ができるという、そういう事業だったと思うのですが、令和6年度、来年度はその同じ商店会の資金で3分の2の補助ということは、450万円でもし事業をすると思うと同じ150万円で事業がかなうという、イベントとかができるという、そういう計算になっていると思うのですが、そういう形で大丈夫でしょうか。よろしくお願いします。