23076【川名委員】 市長の意気込みは分かりますし、ぜひともやっていただきたいのですけども、実際にそれが税金を使って効果が出ているかという話なのです。これまでやっているのは、阪神・淡路でみんな大変だと思って買って、その後、東日本大震災が来て、また家具転倒防止金具だと言いながら、実際これは普及していないですよね。今言った、令和3年のときの武蔵野市民防災意識調査でも、全ての家具類を固定しているのは4.3%、大部分の家具はしていない、一部しか固定をしていないと。そこにもいろいろ、結局使い方も分からないし、固定もしていないというアンケートが既に出ているわけですよ。高齢者のところにもなくて、それをシルバー人材の人につけてもらうということをやってきているわけではないですか。今回はスピード感が必要だということと、市長の思いがあってやろうというのは、それは評価をいたします。でも、実際命を守らなければ意味がない事業ではないですか。1万円配りました、持って帰りました、そこに置いてあります、全く意味ないです、税金。だとしたら、これからチラシのときにはきちんと正しい付け方をつけるとか、何かそういう検証をするとか、普通は写真を撮ったらお金を払いますとか、そういうことをやることになると思うのですけども、そこまでのスキームができるかどうか分からないけど、せっかく肝煎りでやってお金を使うのでしょう。全世帯目標なのでしょう。すごいお金がかかる話ではないですか。だったら、命を守れる事業にしなければ駄目だと思います。今回、これを見ていて、結局配ることが目的にしか思えなかったのです。まあ、先ほどから何回も言いますけど、急いでやったというのは分かりますけど、チラシを作るなら、きちんとそこら辺をしっかり、どうやって取り付けるかとか、そういうことも全部やっていただけませんか。でないと、この予算がもったいないです。
そう思っているのは私だけかと思って、ChatGPTに聞いてみたら、やはりみんな取り付けていないと。取り付けるにしても、家具の大きさとか、重さとかに合わせていない、取付け金具がきちんと使われていませんと、AIが言うくらいなのだから、これは一般的な常識だと思うのです。そうすると、例えばどこかで安いのを買ってきて置いたけど、実は家具が重過ぎてしまって役に立たないという可能性もあるし、あれもしっかり取り付けないと意味がないではないですか。あとは、下に足すだけのものもあって、実はあれも大きさとかを合わせないとほとんど意味がないということも出てくるわけです。でも今、領収書を持ってくれば誰にもお金を出してしまうという事業になってくるではないですか。それだったら、せっかくやっているのに本当にもったいないですから、こんな予算は認められないとか言いたくなってしまうところですけども、せっかくやる以上は、きちんと効果的に命を守るように、これから宣伝とか、普及活動とかすべきだと思いますけども、御見解を伺いたいと思います。