12422◯総務委員長(藪原太郎君) それでは、ただいま議題となりました陳受6第3号 「燃料費等物価高騰に対する市内中小事業者を救済するための助成制度の創設」を求める陳情の総務委員会における審査の概要と結果について御報告をいたします。
主な質疑は次のとおりでした。
1)燃料費が上がったことによる中小事業者の厳しい状況について陳情者から話があったが、市として捉えている市内事業者からの声はどのようなものがあるのか。答え、直接ヒアリングした中では、燃料費等への補助をしてほしいという声はなかった。市長への手紙で燃料費等への補助の要望はあったが、その時点では、国の制度も始まっていたことも鑑み、市単独での支援事業は行わないと判断をした。2)小金井市では燃料費等の補助制度を行っているようだが、その他の市ではどうか。答え、物価高騰などを起因とした燃料費等の補助をしていた自治体は、12自治体ほどあったと把握している。3)市独自の補助を行うときの市全体の統一した考え方はあるのか。答え、市全体の統一的なルールはないが、経済対策については、公平性、平等性を重視しながら検討してきている。5)市として、物価高騰に対する支援の必要性についてどのように感じているのか。答え、市がやるべきことをきちんと判断していくことが求められていると感じている。何よりも実際の生の声を聞くことが必要であり、公平性や平等性を鑑みた上で取り組むべきことを見つけ出していくことが重要である。
以上で質疑を終了し、討論に入りました。討論者は3名で、反対討論2名、賛成討論1名でした。
反対討論の趣旨をまとめて紹介しますと、厳しい状況にあるのは重々承知をするが、燃料費等物価高騰による生活の苦しさは、中小企業だけでなく市民全体に関わることであり、一部の事業者だけに補助金を出すことは公平性を欠くことになるため、反対するというものでした。
次に、賛成討論の趣旨を紹介しますと、市内の中小事業者への支援は積極的に取り組むべきである。市民の暮らしの実態に寄り添って幅広い助成も含めた検討をしていただくことを求め、賛成するというものでした。
以上で討論を終わり、採決に入りました。採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
よろしく御審議をお願いいたします。