14244◯12番(菅 源太郎君) 私は、会派、立憲民主ネットを代表し、議案第44号及び第45号、教師用指導書の買入れについて(追認)に賛成の討論をいたします。
教師用指導書の買入れについて、議会の議決を必要とする2,000万円以上であったため、追認を求める議案が提出され、その審査に臨時議会が招集されました。本市では、過去に追認という議案はなく、こうした手続となったことは誠に遺憾です。前回、令和2年(2020年)の教師用指導書の購入費は、有限会社文華堂と有限会社聚宝堂とも2,000万円を下回っていたものの、2,000万円に相当近い金額でした。令和5年(2023年)の11月に概算数から計算した買入れ予定額は既に両社とも2,000万円を超えていたにもかかわらず、議会の議決を求める判断がなされなかったことは、不適切な対応でした。
このたびは教育部による過誤でしたが、購入費が2,000万円以上でも、定期的または義務的な経費であれば、支出負担行為伺書兼支出命令書での買入れと支出の同時手続ができると読み取れる支出負担行為手続規則自体も問題であり、改正は当然だと考えます。その上で、ヒューマンエラーは必ず起こるのであり、規則の改正、マニュアル整備と引継ぎ、啓発や研修だけでなく、こうした事象に対する注意や警告を発するよう、決裁システムにそうしたものを組み込むことを強く要望いたします。
その上で、既に4月8日から各小学校でこの教師用指導書が使用されており、支払い期限が5月15日に迫っていることから、追認という異例の形ではありますが、賛成いたします。
以上、討論といたします。