12594◯教育長職務代理者(清水健一君) 今、川名議員からいただいたお話は、私も全くそのとおりだと思っております。教科書採択というのは、教育委員会の仕事、重要な仕事がいろいろありますけれども、その中でも大変重要な仕事だと認識しております。今、武蔵野市で教科書採択を進めるに当たって、他の自治体と比較してというのは変ですけれども、非常に丁寧に手順を踏んで行っています。まず最初に、教科の専門である校長をはじめ、教員と一緒に、教科別の委員会があって、そこで十分討議をして、それを教科書採択の協議会に上げて、そこでまた検討します。それをさらに教育委員会に上げて、教育委員会で十分時間を取って話合いをします。そこの臨時会というのは2回行うわけですけれども、1回目は非公開で、その中だけでやります。2回目は公開でやるわけですけれども、非公開で話し合ったことというのは、外部に話をしたりすることはありません。
教育長をはじめ、教育委員が教科書の編集とか執筆に関わっているということは、私はあってはならないことだと思っています。もしそれが選考の前に分かっているとすれば、それは考えていかなくてはいけないわけですが、もし決まった後でそういうことが分かったというようなことがあったというときは、本来あってはいけないのだけれども、やはりバランスというか、大事にしていかなくてはいけないのは、その人本人が、例えば教育長であれば、教育長としての資質・能力は極めて高くて、高潔であって、さらに人柄もすばらしい。そして、決断力があって、行動力があって、武蔵野市の教育を着実に変えていくという、そういったプラスのよさがすごくある方であれば、私は、結果的に、よしではないけれど、いいのではないかと。結果ですけど。でも、その前の最初の段階でやはり分かっているのであれば、それは御遠慮いただくというようなことが本来の。教科書採択というのは非常に大切な教育委員会の仕事でありますから、そういうことが大事にされるべきだと私は思っております。
以上です。