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令和6年第2回定例会

6月14日(金曜日)

令和6年第2回定例会
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宮代一利
宮代一利
ワクワクはたらく現職

12710◯6 番(宮代一利君)  6番、ワクワクはたらく、宮代一利でございます。よろしくお願いします。
 現在、武蔵野市議会始まって初めての子ども議会を開催するということで取り組んでおります。8月18日が本番で、本会議場のこの壇上で学校ごとに発表する流れになっています。6月1日に最初の準備会議を開催しました。今後は7月17日に詳細の検討会を開催する予定です。今回は中学生を対象として、全6校から、2年生と3年生合わせて15名が参加してくれることになっています。
 先日の準備会は参加生徒も初顔合わせだったので、最初は遠慮がちでしたが、だんだんと意見も活発に出てきて、笑い声に満たされ、盛り上がってきました。そうなりますといろいろな本音も飛び出して、大人が気づいていない感性に触れることもできました。幾つかはっとさせられる意見がありましたので、御紹介させていただきます。
 学校のロッカーに扉を設けて、できれば鍵もつけてほしい。教室が狭い。机の横の間隔が狭い。荷物を足元に置くので、教室内を移動するときに荷物をまたがなければならない。かばんが重い。定期テスト前には、毎日教科書を全部持ち帰る必要がある。タブレットも重い。仮設校舎で雨漏りがひどい。網戸が古くて危ない。
 給食が多い。全ての学年が余っている。このことは、そこにいたテーブルの別の学校では逆に、少ないという意見も出ていて、いろいろ学校によって事情が異なるようでした。それから給食について、カレーにレーズンきもい。すみません、当日の発言のままで御容赦ください。キャベツにショウガ、要らないと思う。ドレッシングを自分でかけるスタイルを希望する。卒業記念に卒業生がお気に入りのメニューを話し合う企画があるが、その結果を反映した給食が出てくるのは次の年度になってからである。かわいそう。
 塾帰りに駅前に大人がたまっていて怖い。夜道が暗い。
 このようにいろいろな意見が出てきました。カレーのレーズンとかキャベツのショウガとかは、私は普通ではないかと感じましたけれども、食文化は変化しているのだなと実感した次第です。例えば給食のことなど、声を上げて伝えればいいと思うけどと言ったところ、作ってもらっているのにそんなことは言えないという感想が返ってきました。本件については、今回は経緯の報告とさせていただきますが、最終的にまとめた成果を基に、9月議会以降、質問として取り上げていきたいと考えています。
 今回の通告にちょっと明記しなかったのですけれども、こういった中学生の意見を市政に反映することについて、ふだんからどう考えているのか、また、どのような方法で意見や気持ちに触れようとしているのか、もし基本的な方針についてコメントがあればいただきたいと考えているところです。
 それでは質問に移ります。1番、教育現場における情報共有、合意形成についてです。
 質問1の1、教育内容に関する児童生徒との情報共有、合意形成について。今回の一般質問を準備する中で、学習指導要領を読んでみようという気持ちになりました。今さらすみません。今まで読んだことがなかったです。300ページを超える超大作で、先生はこれを頭と心に刻み込んでいるのかと思うと、驚きとともに頭が下がる思いでした。
 質問、まず1番です。学習指導要領の効能と縛りについて。先生にとって学習指導要領というのはどんな存在なのかを伺いたいと思います。
 2)児童生徒の感想、意見、希望を反映することについて。私の育った昭和の時代は、今さらながら時代が違ったなと改めて感じます。学校において先生は絶対で、ひたすら正しいことが書いてある教科書の内容を先生から教わるという感覚でした。現在の日本における教育も、いまだ一方通行と感じる場面もありますが、そのスタイルを変えていくという考えがあるのか、何が課題なのかについて伺いたいと思います。
 3)合意形成をするための手法について。学校教育において、生徒の意見などを聞いて生徒と先生の間で合意形成するためには、まず現在の状況を把握する必要があると考えますが、それを調査することについて何かお考えがあるのか、既に取り組んでいることがあるのか、また、現状を把握した上で、合意形成に向けてディスカッションをすることができると考えているのか、伺いたいと思います。
 次です。小学校と中学校の運動会を見に行きました。中学校はコロナ禍の前に戻ったなという印象でした。一方、小学校はコロナ禍で短縮した時間のまま、午前中で終わってしまう学校もありました。運動会終了後は、午後は授業を実施しているという学校もあると聞いています。
 そして今年から大きな変化がありました。徒競走で順位をつけないという新しい形に変化していました。4人、5人の複数の児童が走るので、事実上の順位はついているのですが、ゴールした後に1、2、3と書いた旗に並ぶという形をやめる選択をしていました。また、紅組、白組という団体競技をなくし、総合得点で勝ち負けをつけるという形もなくなっていました。
 何人かの児童に感想を聞いてみたところ、割とシンプルに受け止めているなという印象でした。児童は過去を知らないので、こういうものだと受け止めているのだなといったところでしょうか。中には、体育が得意で足が速い児童は、残念だ、せっかく活躍できる場面なのに、自分にはここしかないという感想もありました。保護者の反応も様々で、特に午前中で終了するということについては、肯定的な意見もありました。最も敏感に反応していたのは卒業生。現在高校生、大学生、社会人になっている先輩たちとその御家族が、とても残念だというような感想を述べていました。中には、あり得ない、そんなのおかしい、子どもたちがかわいそうと、これまたストレートにおかしいと感じている様子でした。
 人間は様々な事象に向き合うとき、自分の経験を基に反応し、判断するのだなと、改めて感じました。私も最初に話を聞いたときは、何だか変だなと思ったのですが、会派内で話をしていくうちに、私の感覚は古いのだ、昭和の感覚なのだということに気づきました。また受け止め方の違いは年代によるものもありますが、それだけでなく、個人の個性による違いもあるのだと感じています。
 今回の運動会の路線変更に関し、武蔵野市立第一小学校PTAの第5回運営委員会──2024年1月29日開催──の席で、校長先生から、運動会や学芸会などの学校行事についてです。運動会や学芸会は音楽会や展覧会と違って、何かの教科に立っていない独自のものなので、教育内容にフィットしていません。保護者の方にとっていろいろな思い出のある行事だと思いますが、学芸会などは経験していない教員が増えている状況なので、そろそろ見直しの時期になっていると感じています。学校教育活動を、来年度ではなくても、何年か単位で見直しをしていかなければならないということを皆さんに御理解いただけたらと思うので、よろしくお願いしますとの発言があったとの記録が、ホームページ上に残っています。
 この何かの教科に立っていない独自のものなのでとの表現が何を意味しているのか、いまだに私は理解できていません。ここを理解しようと考えて、学習指導要領をひもといてみたわけです。徒競走の順位を明らかにしない。団体での勝敗を決めない。ここが変更の一つのポイントだったかなというふうに感じています。
 しかし学習指導要領の第9節、体育、第2、各学年の目標及び内容、1、2年生のところで、A、B、C、D、EのE、ゲームという箇所があって、そこに「(3)運動遊びに進んで取り組み、規則を守り誰とでも仲よく運動をしたり、勝敗を受け入れたり、場や用具の安全に気を付けたりすること」と明記されているのです。学年ごとに表現の異なる箇所もありますけれども、この表記は低学年も高学年も同じです。この時点で、順位を明らかにしないことが学習指導要領によって生まれた発想ではないことが分かります。そんなことが起こっている中、今回質問いたします。
 質問1の2です。学校行事に関する保護者との情報共有、合意形成について。
 1)です。運動会は一例ですけれども、様々な行事の取り組み方の路線を変更する際、保護者にはどんな形で情報共有をしているのでしょうか。保護者との情報共有の方法について伺います。多くの情報を共有しようとすると、そのことが先生の負荷になる可能性もあるかと思います。実際現状はどう感じているのか伺います。さらに現状で情報共有について課題があれば、それを伺います。
 2)学校行事に関する学校と保護者との合意形成は可能なのか。前述のとおり、情報共有を進めた上で様々な感想、意見が出てくることと思います。現状でも、直接学校に訴えかけている保護者もいるのかもしれません。まず学校に意見が届くように、何か方策を立てているのかを伺います。また、意見が届いたとして、様々な意見があると想像されますし、前述した運動会の例のように、賛否が分かれるケースも考えられます。学校としてはそういったことに対し、どのように対応していく方針なのか伺います。最終的に合意形成についてのお考えを伺いたいと思います。
 大きな2番です。学校施設の利活用に関する情報共有、合意形成についてです。
 運動会の運営が大きく変化していることを知り、改めて児童生徒と学校との関係、保護者と学校の関係について考えています。
 まず、青少年健全育成に目を向けてみます。令和6年度武蔵野市青少年健全育成運動推進方針には、1の趣旨に、「青少年が「自らも地域の一員であり将来の担い手である」という自覚を持ち、社会性を身に付け、主体的に行動できるように育成していくためには、家庭や地域が学校や行政等の諸機関と共通の方針を持って、相互に緊密な連携を図りながら、青少年の健全育成運動に取り組むことが重要です」と記載があり、2番の重点目標と行動計画の(2)の地域社会による健全な社会環境づくりの推進には、「地域社会は、青少年の人間性を育む場として重要な役割を担っており、次代を担う青少年を育成する場としての機能を強化していく必要があります。1)青少年が地域事業へ参画し、自らも地域の一員としての役割を果たすことなどを通じて、青少年の生きる力を育成していきます。地域社会との関わりが薄い青少年に対しても、地域の大人が挨拶や地域行事への参画等の声掛けを行うことで、青少年と地域との関係の醸成を図っていきます」。中略して3)です。「子どもの育ちの段階ごとに応じた途切れ・隙間のない支援が必要であるとの問題意識を持ち、関係機関と連携した継続的な支援を行っていきます」となっています。
 そして、本方針における推進団体として、青少年育成団体・青少年団体などが定義づけられています。
 このように、今読んだ中でも、地域とか地域社会という言葉が何度も出てきて、この関係性が重要であるということが書かれていて、家庭や地域が学校や行政などの諸機関と連携する必要があるとの考えに立っていることが分かります。
 質問の2の1です。地域に開かれた学校について。
 1)開かれた学校づくり協議会の現状と今後について伺います。学校運営協議会機能を有する開かれた学校づくり協議会──ちょっと名前が長くてなかなか飲み込みづらいのですが──という新しい形について、活動が続いていると認識しております。この活動によるこれまでに得られた結果と今後の展開について、詳細の御説明をお願いしたいと思います。
 学校と地域の関係性について、運動会における実例があります。運動会に向けて、グラウンドに設置されているサッカーゴールなどの設備は取り外されて移動します。運動会終了後にはこれらを原状復帰する必要があって、原則先生たちが行うものだと思いますが、育成団体を中心に保護者が復旧を手伝っている学校が複数あると聞いています。まさに地域と学校が連携をしている一つの例であると感じます。これはルールというよりも、自主的な活動であり、良好な関係性の結果起こっている事象であると考えます。育成団体は長い歴史の中で、その関係性を築いてきています。今後もこれらを発展させ、よりよい活動につなげていきたいと考えています。
 質問の2)です。学校と地域の関係性について、現状と今後について伺います。
 大きな質問2の2です。学校施設利用について。学校施設の団体利用について、施設開放委員会が組織されています。そのトップは副校長先生です。この委員会においては、利用団体間のスケジュール調整などが主な目的と考えられます。今回は団体利用に関する考え方、現状、今後の方向性について整理したいと思います。
 学校施設は誰のものか。市税でつくったものですから、市民のものなのではないかなと考えています。日常の運営について、校長先生、副校長先生に権限があると思っていますが、この権限とは何なのか。明確に議論したことはなく、様々な場面で、学校から言われることは素直に受け入れるという感じになっているとの印象です。学校教育と団体利用の関係を考えれば当然のことですが、学校教育での利用が最優先であることは自明の理です。では、その他の学校施設の活用についてはどんな考え方をしているのか、もう少し情報を提供いただけると助かります。
 また運動会の事例を示しますが、運動会が近づくと、練習のためにグラウンドにラインを引いて準備にかかります。そのほかサッカーゴールなど、グラウンドに設置されている備品類を移動することは先ほども申し上げました。今回に限ったことではないと思うのですが、私が新たに知ったのは、学校によって運動会前のグラウンド貸出し許可期間が異なるということです。1か月ほど前には完全に貸出しをやめてしまう学校もあれば、ゴールなどはないものの、ぎりぎりまで貸出しをしている学校があるということです。この違いは何に起因しているのか。長期にわたり閉鎖になった学校の育成団体から悲鳴の声が上がりました。1か月にもわたって団体活動を休止することは、その団体にとって、子どもたちにとって、大変苦しい状況です。これを踏まえて、以下質問します。
 1)施設利用に関し、本来の教育活動と地域活動とのバランスについての考え方について伺います。
 2)育成団体への情報共有の方法、要望に対する対応の方法について伺いたいと思います。
 大きな3番です。安全・安心のまちづくりについて。
 今年度の代表質問において小美濃市長より、「市民が自らのまちを守るという意識、これは大変大事であります。いわゆる地域愛ということが、まちをよくしていく大きな原因だと思っております。しかし、地域だけではなかなか解決できない諸問題、諸課題、これはあるかもしれません。そういった場合には、行政の支援が必要になってくることもあり得るかもしれません。全てに対して支援ができるということはここで申し上げられませんけれども、そういったことに関しましては、地域の皆さんと、また行政としっかりと協議をし、安全・安心なまちづくりに努めていきたい、このように考えている次第であります」との力強いお答えをいただいているところです。今回はこの方向性を前提として、具体的な動きについて伺いたいと思います。
 質問3の1、ブルーキャップについてです。
 1)ブルーキャップについてはしっかり取り組んでいただいていると感じている一方で、効果を測ることが難しいと感じています。まず、これまでの取組について、予算規模、委託状況、人数であるとか、活動時間であるとか、活動範囲であるとかなど、それから活動実績の推移について伺いたいと思います。
 2)目指す方向性、目標について伺います。これまでブルーキャップについては何度か一般質問してきたのですが、なかなかこの議論がかみ合わなくて、方向性を示していただくことができなかったというふうに考えております。市長が替わられましたので、新市長から、このブルーキャップの目指す方向性、どこを目標にしているのかということについての御見解を、ぜひ伺いたいと思います。
 それから、3)委託事業の発注仕様、検収方法について伺います。これは非常に実務的な話です。ブルーキャップは通常に委託事業としてやっているわけで、まず発注するためには発注の仕様書が存在しているはずで、また、その仕様に基づいて検収してお金を支払う際には、何か成果があって、その成果の報告が生じて、それを検収することによって初めて支払いができる、そういう仕組みになっているはずで、ここがちょっと今までのやり取りにおいては、何で検収をして、どうやってお金を支払っているのかということがよく分からないまま、今に至っているというふうに私は感じています。ぜひ委託事業の発注の仕様と、その検収の方法について伺いたいと思います。
 それから質問の3の2です。これはブルーキャップだけではないのですけれども、路上喫煙について。
 1)路上喫煙の現状と課題について伺いたいと思います。
 2)トレーラーハウスの現状と評価について伺います。
 3)路上喫煙・ポイ捨て撲滅に向けた今後の取組について伺います。
 特に目立つのは、やはり夜のまちで客引きをやっている、要するにブルーキャップの取締り対象となり得る方たちが、たばこを吸いながら客引きをしているという、これが非常に目立つ状況があると思います。こういったことをはじめとして、路上喫煙について今後どういうふうにして撲滅をしていこうと考えているのか、ぜひ伺いたいと思います。
 分析できていないのですけれども、私はたまたま毎週のように川崎市の新百合ヶ丘に足を運ぶことがあって、駅前をずっと歩くのですけど、約15分ぐらい駅から住宅街も歩くのですが、もう半年以上行っているのですけど、一人も路上喫煙を見たことがないのです。何でなのだろうと。よく分かりません。1つ、課金、過料です、罰金を取っているというその表示があって、ここで吸ったら3,000円ですよというようなことが書いてあって、それなのかなと思うのですが、とにかくいまだ一人も見たことがないというすごい状況なので、ちょっと私はこれはぜひ研究をして、どうしたら武蔵野市で路上の喫煙というのを完全に撲滅することができるのかということについて考えていきたいというふうに思っております。
 さて、4番の随意契約について。またかというふうに感じていらっしゃる職員の方もいらっしゃるのかもしれませんが、また取り上げなければならないという状況なのです。この原稿を私が準備しているさなかに、これは随意契約ではないですけれども、固定資産税、都市計画税の課税誤りについて(報告)という紙が私のところに来ました。皆さんのところにも来ていると思います。これは総務委員会で行政報告を行いますと書いてあるので、そこで詳細を伺うことになると思いますが、3番に再発防止策と書いてあります。今後は課税業務の事務処理手順を書面化した上で、担当職員間での情報共有を図るとともに、チェック体制を徹底し、再発防止に努めてまいります。
 この文章はもう何度見たでしょう。どこもかしこも監査をする。監査に注意される。必ず判で押したようにこのことが書いてあります。これは直らないですよね。チェック体制を徹底し、再発防止に努めてまいりますと、こう一文書いて、これで監査の報告書にも毎回このことが書かれている。一向に直らない。これは私は、ブルーキャップのほうでは、もう完全に路上における客引きをゼロにするのはなかなか難しいのだろうなというところは分かるのですけど、この随意契約に限らず、監査における指摘事項というのは、やはりヒューマンエラーを含めて、ゼロを目指すべきだというふうに私は考えています。そういう前提において質問をいたします。
 4の1、随意契約に関する定期監査での指摘について。定期監査における随意契約に係る指摘の推移と、そのことに関する評価、認識について伺いたいと思います。
 質問4の2、指摘を受けての改善策について。指摘に対してどのような改善策を今まで実行してきたのか、また今後はどういうふうに取り組んでいこうとしているのか、再度市長の御見解を伺いたいと思います。
 それから、質問4の3です。システムの改修の現状について。令和5年度の一般質問の回答の中で、システム改修しますと。どういうことかというと、一番多いのは、なぜ随意契約にしたのですかという理由を必ず書かなければいけないとなっているのですが、その記載漏れということがもう度々繰り返されていて、そのためには、システムに打ち込むと、そこに記載がないとアラートが出て、これでは未完成ですよというふうにするというイメージで、私はシステムの改修ということを捉えていたのですが、ヒューマンエラーを減らすためにシステム改修するという方策について、この進捗状況、今どこまで進んでいて、それが効果が出ているのかなど、この進捗状況について伺いたいと思います。
 以上、壇上からの質問といたします。どうぞ御答弁のほど、よろしくお願いいたします。