12817◯3 番(大野あつ子君) ありがとうございます。委託契約の部分、委託契約料というのは、委託契約料が教育費を上回るぐらいの大変な金額になっているのに、一般会計の中の当初予算の審査だけで大丈夫なのですかという意味でお聞きをしたところでございます。予算審議の中の様々な資料も詳しく出していただくように、進歩はしていると思うのですけれども、その一方で、やはり億を超えるような委託契約であっても、議員が気づかなければ、そのままどんどん進んでいくという部分に疑問を感じているところです。そこについて、このままでいいのかどうなのかということをもう一度お願いします。
次に、自然の村の天体望遠鏡なのですが、私も、武蔵野市は結構裕福なところが多いので、様々な寄付を頂いているので、この望遠鏡もすごくお金持ちの方が寄付してくださったのかなというふうに思っていたのですけれども、様々調べましたら、先ほど壇上でも申し上げましたとおり、大変な絶壁の山のようなところを登って写真を撮られていた写真家の岡田さんという方が遭難をされて、すごく楽しみにして作って、御自分でレンズも取り寄せて、本当に大切な望遠鏡だったのに、数年しか使わないで、山で遭難してしまったがために、その大きな望遠鏡が八ヶ岳に残ってしまって、それをどうするかというところで、懐の深い武蔵野市が寄付を受けて、自然の村に改めて設置をしたという流れであったと。その思いをぜひ、もう20年たっておりますけれども、今後に生かしていきたいなという思いで今回取り上げさせていただきました。
その50センチの天体望遠鏡は、皆さん感覚として分かるかどうか分からないのですけど、これは2004年の6月1日、その天体望遠鏡が設置されたときの市報なのですけれども、星空観測所オープンということで、1面に取り上げられています。ここでも書いてあるのですが、三鷹に国立天文台があるのですけれども、あそこの定例観望会で使っているのも同じく50センチなのです。だから、国がやっている国立天文台レベルのものを個人で所有していたものを武蔵野市が寄贈を受けて自然の村に置いてあるということなので、大変すごい望遠鏡で、岡田 昇さんという方も本当にすごい方なので、ぜひその遺志を継いでもっと利活用していきたいと。ただ、あそこは何か車で行かなくては行けないぐらい遠いので、なかなか大変なのですけれども、先ほどのお話では、長野県の方とかにお願いしたりしてジャンボリーのときは開設をしていますというお話だったのですが、もっと定期的に──実は山の部分というのは、真夏は水蒸気が上がってしまうので曇る場合が多いのです。だから、どっちかというと梅雨明けと秋口のほうが空はクリアに見えるので、その辺でボランティアの方に入っていただいて、もっと活発に活動ができないかということを思った次第ですが、その辺についていかがでしょうかということ。
あと、10センチの望遠鏡、極軸がという話があって、ちょっとそういう詳細な話をここでするのは難しいかなと思うのですけれども、そもそも望遠鏡というのは、平らなところで使ったほうが設置しやすい。自然の村は全部斜面なので、結構難しいというところがあるので、あれを例えばもう武蔵野市のほうに持ってきてしまって、こちらで講習会をやるというのも1つの手なのかなというふうに思うのですけど、今のまま、そのままというような話だったのですが、例えば、近くの成蹊学園さんにも天文部があったりするので、そういう方も活用して、ぜひこれからにつなげていっていただきたいと思います。