14166◯建設委員長(木崎 剛君) ただいま議題となりました議案第90号 武蔵野市緑化推進審議会設置条例、議案第91号 物損事故に係る損害賠償の額の確定及び和解について、以上2議案の建設委員会における審査の概要と結果について御報告をいたします。
まず、議案第90号 武蔵野市緑化推進審議会設置条例についての主な質疑は次のとおりでした。
1)緑の基本計画の改定方法を見直し、2つの委員会を審議会にすることによる変化について伺う。答え、2つの委員会を2年ずつ行ってきたが、審議会を設置し、改定作業を2年に短縮する。また、要綱設置ではなく条例設置としたことにより、附属機関として答申をいただけることが大きな違いである。人員は、これまで各委員会10名と11名で行ってきた。審議会は10名を想定しているが、ワークショップ形式も考え、そこには50名程度の市民の意見をいただきたいと考えている。費用については、労務費等の変化があるため、単純な比較ができないが、省力化と期間が短くなることである程度コスト削減につながると考える。2)名称が緑化推進審議会となっているが、環境全般についても議題となるか伺う。答え、対象は緑全般となる。緑の基本計画では、緑の中に水辺、緑、生き物等が全部含まれている。主たる議論は、樹木、農地、水辺となる。3)緑化審議会では、都市緑化法を踏まえ、緑の保全だけでなく、良好な都市環境を実現するための協議を行ってもらいたいが、見解を伺う。答え、御指摘の視点も踏まえた議論になると考える。4)今後の改定サイクルについて、長期計画との関係性は整合性が取れるか伺う。答え、現在の緑の基本計画スケジュールは、第六期長期計画・調整計画のスケジュールに合わせて組んできた。個別計画が先に来ることになるが、現状の仕組み上、入れ替えることは難しい。議論が先行するとしても、それを参考にしていただけるような形で提示できればと考える。
以上で質疑を終了し、討論なく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議案第91号 物損事故に係る損害賠償の額の確定及び和解についての主な質疑は次のとおりでした。
1)倒木について、要因は何か伺う。答え、街路樹の桜がかなり老木であったこと、樹木医に依頼をして樹木の幹を定期的に診断し、必要に応じて伐採しているが、今回の樹木は経過観察中の樹木であり、幹の部分は健康だったが、根株の部分に損傷があったことによる。2)事故を予見することはできなかったのか伺う。答え、これまでの診断方法では予見できなかったと考える。今後、根株の診断も行い、より精度を上げて診断をしていく。3)2回の倒木は短期間に近い場所で起こっているが、1回目の事故後にしっかりとした点検が必要であったのではないか、伺う。答え、この路線は令和3年に診断をしている。2年後に1本目が倒木したが、この間フォローアップも行ってきた。1回目の倒木後、中央通りも含め診断をし直し、6本を伐採した。2回目に倒れた木は、少し状態がよいと判断をされていた樹木だったが、結果としてさらに倒木が起こった。今後はさらなる診断も含めてしっかりと行っていく。4)東京都の街路樹診断マニュアルを参考にしているか伺う。答え、参考にしている。ただ、本市においては、街路樹も多く、老木、高木化している樹木も多く、本市でのスケジュール感を持って維持管理をしている。5)公開空地や民地内にある保存樹木の指定を受けたものの診断などはどのように行っているか、伺う。答え、市指定の保存樹木については、診断の必要がある場合は市の予算で診断を行っている。
以上で質疑を終了し、討論なく、採決の結果、全会一致で原案のとおり決すべきものと決しました。
よろしく御審議をお願いいたします。