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令和6年第1回定例会

3月26日(火曜日)

令和6年第1回定例会
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落合勝利
落合勝利
市議会公明党現職

映像ID: 2703

12516◯議 長(落合勝利君)  次に、日程第7 議員提出議案第4号 有機フッ素化合物汚染対策の強化に関する意見書を議題といたします。

            有機フッ素化合物汚染対策の強化に関する意見書
 発がん性が指摘される有機フッ素化合物(総称PFAS)が国内各地で検出されている。PFASは生体内に長く蓄積するため、健康への悪影響が懸念される。国連ストックホルム条約会議(2009年)で製造や使用が原則禁止されたが、環境中に漏出したPFASは減衰することなく土壌中に長くとどまり続ける。
 世界保健機構(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は昨年、PFOAを4段階中最も高い「発がん性がある」レベルに評価を引き上げた。またPFOSは上から3番目の「発がん性のおそれがある」レベルとした。
 国は多摩地域の水源井戸で高濃度PFASが検出された2020年、水道水の暫定目標値を50ナノグラム/リットル(PFOA・PFOS合算値)に設定した。昨年米国環境保護庁(EPA)が公表した新たな基準値案は、PFOA・PFOSそれぞれ4ナノグラム/リットルと一桁低く、世界で共通の評価が定まっていない。
 本年1月、内閣府食品安全委員会は1日当たり許容摂取量をPFOA・PFOSそれぞれ20ナノグラム/体重1キログラム当たり、と従来の基準を維持した。
 水源の約7割を地下水に依存している武蔵野市の水道事業は、2か所の浄水場管末給水栓はもとより、2020年以降水源井戸ごとの水質検査を行い、監視を続けている。また水源以外の井戸の水質検査にも積極的に取り組んでいる。
 以上のことより、武蔵野市議会として下記事項を要望する。

                      記

1 PFASに関する情報を国民にわかりやすく公表すること。
2 PFAS汚染の原因究明を進めること。
3 PFAS対策は、国による広域的な対応が不可欠である。水質調査、除去費用に関する財政支援制
 度を創設すること。
4 PFASの土壌・農畜産物等への影響を明らかにし、必要な対策を速やかに実施すること。
5 予防原則に基づき、PFASの許容摂取量の検討を継続すること。
6 PFOA・PFOSだけでなく、PFHXS等類似物質を規制対象に加えるよう検討すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 令和6年3月 日
                                武蔵野市議会議長 落合 勝利
農林水産大臣┐
国土交通大臣├宛て
環境大臣  ┘

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