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山崎たかし
映像ID: 2838
13570◯17番(山崎たかし君) 自由民主・市民クラブを代表して、全ての決算の認定について賛成の立場で討論をいたします。
令和5年は、コロナ禍が明け、途中で市長の辞任があり、市長不在の時期を経て新しい市長に替わるというなかなか難しい年度でありました。その中で、保健センターの増改築に対する建設費増額について議会への報告のタイミング、議会の議決を要する事案に関して議会の議決を経ずに行ってしまう、臨時議会が行われてしまう、そういうこともありました。資料請求からも、保育園の重大事案に対して、議会に報告がなかったことが問題視されるなど、議会への報告が不十分な問題が多く指摘されました。学習者用コンピューターの台帳への登録漏れが見つかるなど、書類や物品の管理の問題も見えてきました。
決算委員会は、PDCAを回す上で、チェックを行う場、そしてアクション、改善へとつなぐよい機会の場であります。明らかになったこれらの問題を小美濃市長の下で改革してもらい、問題がなくなっていくものと期待しております。
予算も、高額な不用額が出ていることも多くありました。子ども議会で出た、学校で冷房施設がない場所がある、この問題に対して、限られた予算という回答がありました。このように、予算の問題で改善されないことは多くあります。不用額になるような予算を修正することで、より有効的に予算を使っていけば、もっと多くの学校に冷房施設をつける、このような改善を行えます。ぜひ予算を有効に、効率的に使っていくことを考えてください。それとともに、ふるさと納税で出ていく金額を減らす、武蔵野市にふるさと納税してもらう、そのほか、税金以外の歳入を増やすなど、予算規模を増やしていくこともよろしくお願いします。
市民の満足度を向上させるためには、今までと同じことをやっていくのではなく、さらに上を目指して活動していくことが必要です。市長の公約にある、隠し事のない市政、14万市民の暮らしと命を守る、まずこれを実現する、このことを執行部の皆様も、職員の皆様も第一に考えてもらい、市長を支え、よりよい提案をお願いいたします。
挙げたような様々な問題や改善点が出てきましたが、決算の数字は問題のある使われ方などなく、不備もなく、この決算は適正なものであります。来年、令和7年第1回定例会に出てくる予算では、さらに市民満足度を向上させる中身になることを期待しております。
この決算委員会に対して、多くの職員の方の御尽力、ありがとうございました。ぜひ今回の決算委員会をよりよい武蔵野市につなげていく機会にしていただく、そう信じて、今回の全ての決算の認定について賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございます。