0箇所マッチ

蔵野恵美子
映像ID: 2864
家庭から出る土の回収事業、三鷹駅北口から広がるまちづくり等について
・家庭から出る土の回収事業について
・三鷹駅北口から広がるまちづくりについて
・市内公共施設の自習室について
・不審者情報の提示と、市の姿勢を示すことについて
・武蔵野桜まつりの出店について
13714◯15番(蔵野恵美子君) 立憲民主ネットの蔵野恵美子でございます。通告に従いまして、質問をさせていただきます。
今回の質問は大きく5点です。1項目めは、家庭から出る土の回収事業について、2項目めは、三鷹駅北口から広がるまちづくりについて、3項目めは、市内公共施設の自習室について、4項目めは、不審者情報の提示と、市の姿勢を示すことについて、5項目めは、武蔵野桜まつりの出店についてでございます。
まず、大きく1項目めとしまして、家庭から出る土の回収事業について伺います。不要になった家庭から出る土の回収事業は、2020年度の事務事業評価により廃止が決まり、2021年度より行われていませんが、市民より回収を復活してほしいとの御意見を複数いただいています。先日開催された市民と議会の意見交換会においても、復活を望む御意見がありました。そこで以下伺います。
1、廃止となった背景や経過について伺います。
2、事業廃止前、直近3年間の事業実績、回収量、件数等を伺います。
3、家庭から出る土の回収事業を実施している都内自治体名、26市だけでなく区部も含め、事業内容等を伺います。
4、家庭から出る土の捨て方等に関して、市民からの問合せは週や月に何件くらいあるか伺います。
5、家庭から出る土の回収事業の復活を望む御意見について、どのように把握しているか伺います。最終的な土の処理に困るため、特にマンション住まいの方々が、鉢植えの植物やプランターによる家庭菜園の楽しみを自粛している状況をどう考えるかについても伺います。
次に、大きく2項目めとして、三鷹駅北口から広がるまちづくりについて伺います。
本年10月、建設委員会視察において、岐阜県大垣市のまちなかテラスの取組について、大垣市役所へ訪問し、事業内容について伺いました。大垣市では2020年7月、新型コロナウイルスで影響を受けた飲食店の支援と市街地の活性化を目的とし、路上や広場に物品販売や飲食スペースを設置する、まちなかテラス事業が始まりました。新型コロナ対策、3密回避のスタイルとして、店先で飲食、買物をしながらまち歩きができる、居心地がよく歩きたくなるまちなかとして好評となり、スタートから3か月後の10月には、沿道店舗が12店舗から27店舗に拡大しました。
翌月11月には、オフィス街にある大垣市役所に隣接する丸の内公園での社会実験、Marunouchiランチボックスプロジェクトとして、民間のキッチンカーでの販売を2週間、平日に実施し、翌月12月より今日まで約4年間、毎週金曜日に定例実施が続いています。さらに2021年10月には、大垣公園にてまちなかテラス参加の飲食店が集合し、記念撮影ブース、ショーの開催等のイベント、まちテラPARKが実施されました。2022年からは、これらの事業やその他のまちのシンボルとなる地を点として結び、線となったスクエアな回遊性コースを提案し、ウォーカブルなまちづくりイベント、まちなかスクエアガーデンの開催に至っています。
本市では、2017年策定の三鷹駅北口街づくりビジョンに位置づけられた、「住む人、働く人が集い、心地よく過ごす街」を目指し、2019年より、三鷹駅北口パブリックスペースを利活用した社会実験を実施しています。本年10月1日から11月15日の開催で、計5回の実施を重ねています。主に三鷹駅北口から伸びる道路、中央大通り、かたらいの道、桜通り、中町新道の沿道店舗が歩道上へのテーブルや椅子を設置し、にぎわいの創出につなげる試みであり、岐阜県大垣市のスタート時点での取組と似ていると感じています。そこで以下伺います。
1、車の交通量調査について伺います。2019年9月の第1回開催前の8月の建設委員会において、当該社会実験に関する行政報告がなされました。そこでは、かたらいの道、桜通りにおいて道遊びなどのイベントを開催し、交通規制による一部区間車両通行止めを実施する、通行止めをした場合の周辺交通への影響を把握するために、定点を決めてそこに人を立たせて、方向別の通過交通量をカウントするとの内容の答弁がありました。
開催後に示された社会実験の報告では、かたらいの道での歩行者数が、期間中1.6倍に増えたとの記載はありましたが、交通量調査の報告は示されていませんでした。その後、2から5回目の開催では道遊び等の実施はなく、歩道上へのテーブルや椅子の設置をメインとした内容となっています。1回目の開催による車の交通量調査の結果はどうであったのか、その後、道遊び等による交通規制はしていないようですが、交通規制をした場合の交通量調査は1回目の調査で十分という理解でいいのか、今後の車の交通量調査の展望を伺います。
2、大垣市の取組では市の経費負担として、出店支援、重機設置支援、運営委託等に年間120万円が発生しているとのことですが、本市の社会実験の開催回ごとの市の持ち出し費用の内容と金額について伺います。
3、大垣市の場合、市が一括して占有許可を申請し、主に商工会青年部が主体の一般社団法人大垣タウンマネジメントという市の委託団体が、出店者の選定や運営、相談を行っているとのお話でした。本市では2019年8月の建設委員会行政報告によると、主体となる実行委員会は、武蔵野市、三鷹駅北口商店会、武蔵野マルシェ実行委員会の3団体との答弁がありましたが、現在も変わっていないか伺います。
また、主体団体それぞれの役割分担についても伺います。
4、開催回ごとに報告を発行し、分かりやすい内容の振り返りをされていることを評価しますが、今後の事業実施に向けての展望欄が、2回目以降毎回同じ内容であり、持続可能な仕組みづくりや新たな利活用の可能性等を検討していきますとなっています。毎回同じということは、課題として残り続けているとも考えられますが、現状の課題認識と今後の展望について伺います。
また報告にある持続可能な仕組み、新たな利活用の可能性について、具体的にどのような内容を指しているか伺います。
5、2017年に策定された三鷹駅北口街づくりビジョンは、おおむね10年間の方向性と取組を示しており、残り2年で10年を迎えようとしています。5回にわたる当該社会実験により、ビジョンにある三鷹駅北口の目指すべき姿のどの部分に寄与しているか、内容と進捗について伺います。
6、将来的には、当該社会実験の取組が岐阜県大垣市の取組のように日常的な継続につながり、市内全体に広がることを期待しますが、見解を伺います。
次に、大きく3項目めとしまして、市内公共施設の自習室について伺います。なお、本質問における自習室とは、机と椅子があり、数時間静かに学習ができる部屋やスペースを指すものとします。
市民より、市内公共施設における自習室の拡充を求める御意見を伺い、2022年第2回定例会一般質問において、自習室について質問しました。その際は、10代のお子さんがいる保護者から、近隣の吉祥寺図書館の自習室は時間制限やイベントの際に使えないなどの制限が多く、お子さんは吉祥寺東部の自宅からプレイスの自習室まで通っているため、自宅近くに安定した自習室を求める御意見がありました。
また本年8月に開催された子ども議会では、自宅近くに自習室が足りない、長期休暇中は学校の空き教室を自習室として開放してほしいとの提案が、また本年11月に開催された市民と議会の意見交換会では、武蔵野プレイスのような自習室が理想であるが、そこまですてきではなくてもいい、かといってコミセンは入りにくい、全体的に自習室が足りないとの御意見が出ました。そこで以下伺います。
1、自習室は児童から大人まで需要があり、対象者が広範囲であり、施設によって利用条件、制限等が様々であること、また公共施設によって担当課が異なることから、市が管理する市内全体の自習室の情報が一括されておらず、市民にとって市内自習室の把握が困難になっていると感じています。市民にとっては、まず自宅の近くにどのような自習室があるか、また市内にはどのような自習室が点在しているか、全体を把握したいものと考えます。そこで場所、対象者、開催日時、席数、利用条件等を記した市内自習室一覧を作成し、市のホームページなどに掲載していただきたいと思いますが、見解を伺います。
2、上記のような一覧をつくる場合、取りまとめの担当課はどこになるか伺います。
3、自習室を求める御意見では、理想の自習室は武蔵野プレイスのような自習室との話が多く出ています。そのためか、武蔵境周辺に充実しているという認識を持たれているとも感じます。そこでまずは、地域偏在等の把握にもなるため、質問1のような一覧表をつくることは有効と考えますが、現状、市として自習室の地域偏在の認識、また本市が抱える自習室拡充の課題についての認識を伺います。
次に、大きく4項目めとしまして、不審者情報の提示と、市の姿勢を示すことについて伺います。
関東で強盗事件が連続発生しています。むさしの防災・安全メールでも、毎日のように市内の不審者情報が流れてくる状況であります。事件が起こってからの対応は警察の担当となりますが、市内防犯対策は警察だけでなく、市の業務でもありますので、以下伺います。
1、市民から市に連絡が来た不審者情報に対して、その後どう対処しているか伺います。
2、不審者対策として、警察との連携体制について伺います。
3、むさしの防災・安全メールやX、LINEにおいて、市内不審者情報を発信されていますが、アプリを利用していない方も多くいらっしゃいます。そのため市のホームページのトップページの目立つ場所に、むさしの防災・安全メールと連携した表示窓の掲載、市報による重ねての注意喚起等も必要と考えますが、見解を伺います。
4、不審者を近寄らせない本市の強い意思や姿勢を示すため、まちを挙げてのキャンペーンやまちなか放送、駅前に垂れ幕などを提示することを提案しますが、見解を伺います。
最後に大きく5項目めとしまして、武蔵野桜まつりの出店について伺います。
2019年4月の開催から5年ぶりに、本年、2024年3月31日に桜まつりが開催されました。久しぶりの開催や晴天もあってか、令和5年度事務報告書による来場者数は5万3,800人と、前回より2,000名ほど増加したと記されています。今回の開催より会場にエコreゾートが加わることで、広範囲にわたる催しや出店があり、来場者が前回よりも長く滞在されているという印象を受けました。特にエコreゾート前では新たにキッチンカーの出店でにぎわい、施設前の芝生広場では、レジャーシートを広げた家族連れや、桜の木の下で昼寝をされている男性など、ほほ笑ましい姿も見られ、新たな桜まつりの光景が展開されていました。今後引き続きの発展を願い、以下伺います。
1、2019年開催時と今年の出店ブース数について伺います。
2、桜まつりに出店できる条件、基準について伺います。出店数の上限等により、基準をクリアしていても出店ができない場合はあるのか、また募集についてどのような周知をされているか、締切りはいつなのか伺います。
3、今年はCO+LAB MUSASHINOに参加されたお店のキッチンカーによる出店など、新しい試みが見られ、今後も新たな企画を期待しておりますが、5年ぶりの開催により確認された課題や今後の展望について伺います。
以上で壇上での質問とさせていただきます。よろしく御答弁をお願いいたします。