
小林まさよし
映像ID: 2552
3445【小林委員】 おはようございます。4日間、どうぞよろしくお願いいたします。多くの資料を用意していただきありがとうございます。それでは、監査委員審査意見、人件費及び総括を始めさせていただきたいと思います。
まずお伺いしたいのが、内部統制体制の整備についてです。決算等審査意見書においても監査委員も指摘されています。私は武蔵野市において、早急なこの内部統制制度の導入、整備が必要だというように考えています。私が議員になったのはちょうど2年前ぐらい、令和3年の10月補欠選挙です。本日までで約2年経過したというところですが、これまで住民投票条例から始まって、駐輪場売却問題、将来人口推計、高コスト、財政問題、こういったものに関して直面して、こういった問題について議会等を通じて議論させていただいております。
そういう中で特に感じているのは、武蔵野市の法令遵守というところ、ここについてを中心に、内部統制に不備があるのではないか、問題があるのではないか、こういうような疑問を持たざるを得ない状況となっています。駐輪場売却問題、ここでは先日の一般質問でもありましたが、事実ではないような答弁があったり、政策形成過程を確認するための文書が残っていない、このようなことが確認されています。これは法令に従う義務を定めた地方公務員法第32条にも抵触するのではないか、このようにも思えるところです。
駐輪場関連で幾つか事例を挙げてみたいと思います。これは一般質問でもお尋ねしたところです。市職員が住民監査請求の場において、令和元年5月から令和2年9月まで、市はレーサムと特段接触していないと説明しておりましたが、過去の面談記録等を見ると、少なくとも令和元年8月6日、そして令和元年12月に接触しているというような答弁がありました。2回接触しているとされております。また議会でも、市は、令和2年9月になって駐輪場の返還を機に市から接触した、このような答弁が繰り返されていました。
2つ目ですが、吉祥寺本町1丁目プロジェクトという、レーサムが市に提案した資料について、いつ提案を受けたのか、年月日を市に答弁を求めました。令和5年9月7日の一般質問の場で市長は、令和元年12月──日にちは答弁いただけなかったです──と話がありました。しかし令和3年11月8日の建設委員会で、市職員は下田議員の質問に対して、9月という答弁をしています。これはどちらが正しいのか、どちらを信じればいいのか、私には分かりません。
3つ目ですが、この吉祥寺本町1丁目プロジェクトの提案について、提案を受けた日にちについて尋ねましたが、市長の答弁は、記録がないため日付はお答えができないとおっしゃられました。そしてまた隔地駐輪について方向性が決定したことを、自転車等駐車対策協議会に報告したということですが、この記録について一切残っていないということが確認されています。後づけとなる資料が確認できません。政策決定過程が確認できないということでは、説明責任を定めた武蔵野市自治基本条例第12条に抵触するとも考えられます。
駐輪場の隔地駐輪でも、要綱前に決裁したものについて遡及適用する距離ということもありました。自動車の駐車場条例の距離を参考に、自転車隔地駐輪の距離を300メートルにする、こういったこともありました。
これらの対応について、内部統制という考え方、特に法令遵守を軽視した市政運営ではないかというように、どうしても考えてしまう。まずお伺いしたいと思います。市政において法令遵守が行われているかということについて、今の点、これらの点についてどのように考えていらっしゃるのか、伺いたいというように思います。
そしてもう一つ、現市政のこれらの状況を踏まえると、今すぐにでも内部統制制度を導入して、市民の福祉の向上を図ることが必要ではないかというふうに考えるわけですけれども、この点について御見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。