
道場ひでのり
映像ID: 2552
3587【道場委員】 それは当然です。それは別に地方公共団体だけではなくて、民間の企業だって、例えば工場を造るといったらそうです、工場を造れないと物を作れなくなってしまうのだから。それで品質だって落としてはいけないわけだし、それは当然なのです。だからさらに、やはりいろいろな情勢を鑑みて対応しないと、要するに、二の手、三の手ではないけれども、それでは追っつかないような世界、それがさっき言っていた不確実性なのです。
例えば労働人口が減っていくとかというのは、これはもう分かっていることだったから、労務費が上がっていくことは分かるし、だけど、戦争なんかはやはり当初分からなかった。こんな長引くのも分からなかった。円安がこんな急激に、また一旦戻って、でもやはり円安基調があったり、やがて金利も動く。これはしっかり頭に入れて、今だったら、例えば万博もやっているし、半導体の工場だってばんばんやっているわけです。だから、そういうことを頭に入れて、この武蔵野市というのは、別にここも単体である、単立しているわけではないではないですか。世界中つながっているわけだから、そういうことをしっかり見て、また大きい話を言っているなと思うかもしれない、実際そうなのです。昔と違ってまさにグローバルの時代で、どこかで何か起きると必ず影響する時代になっているということを意識してほしい。
それで、やはりあれはうまくいかなかったのだ、はっきり言って。それはしっかり意識して、僕はいつも言うでしょう、失敗は誰でもするのだけれども、その捉え方、逃げて言い訳をする人はまた失敗する。だけど、しっかりそれを自分でまずかったと思って、きちんと反省というか勉強すれば、次は失敗する可能性は少なくなります。私はそう思うわけです。そういうことで言うと、あの一中の件はしっかり覚えておいてほしいです。だから、しっかりそういうことを意識して、この後続く、学校もそうだけど、公共施設に関しても、もしかしたら、社会情勢をずっと鑑みていくと、この大きな計画自身もしっかり、これで大丈夫なのだというような、そういう意識すらもしかしたら必要かもしれない。だから、何でも現実はしっかり理解しなければいけないかもしれないけれども、未来というのは誰も分からない。そこはやはりある意味の想像とか、推測とか、そういうことをやっていかなければいけない。さらには、不確実性なのだから、それでも大丈夫かということをやはりやってほしいわけです。
ですから、そういうことで言うと、ここでお聞きします、意識として。責めはしませんけど、一中の件でいうと、市民に対してやはり影響を出しているのです、市民に対してのサービスを。私、近所に引っ越してこられた御夫婦がいらっしゃる。そこは2歳の子どもがいて、本当なら井之頭小学校に1年生のときに新しいところに入る子なのです。そして、その話になって、井之頭小学校ができるのですねと、そういうことをどこからか調べて聞いたのでしょう。それで、それが決定的ではないかもしれないけれども、引っ越してきたようなことをおっしゃられた。学校も新しくできるからという話。でも、その人は、結局1年生で子どもが入るときには一中に行くのです、1年間。それを楽しみにして来た親がいるわけです、例えばそういうことで言うと。だから、市民に対してのサービスを毀損した、遅れてしまうのです。そういう意識を持ってほしい。例えば自分の家だったらどうしますか、1年遅れるといったら。そういう自分の身になって、市民の方々から預かった税金をまさに有効に使う、公正に使うわけですから、そういう意識というのはどう考えておられるか、御答弁ください。