3832【毛利市民活動担当部長】 まず庁内検討会議でございますけれども、こちらについては本来、昨年度は平和施策の在り方に関する懇談会ということで、有識者の方に懇談いただく予定だったのですが、昨年、ロシアによるウクライナ侵攻等がありまして、主に子どもたちの、平和というか、戦争に対するイメージが薄れてきているのではないかというところから、昨年度は、そういった平和施策の在り方を検討していかなければという問題意識だったのですが、子どもたちの意識が、もう映像等によって一気に問題意識が高まったといいますか、また別の課題が出てきたのかなということで、庁内で、まず実際にそれぞれの所管がどんなことをやっているかという洗い出しをするということと、そういう中で、市としての平和事業として、どういう視点で検討、取り組んでいったらいいかというようなところの整理をしたものになります。
その中で、やはり学校は学校、それから生涯学習、例えば歴史館であったりですとか、それから市民活動推進課でも、それぞれ平和に関する取組というのをしているわけですけれども、なかなかそこの横連携といいますか、つながるものを一緒に見せられていないという課題であったりですとか、それから、やはり何よりも、戦争実体験がある方々が今、高齢化して、なかなか直接のお話を聞けない中で、どういうふうに子どもたちに、次の世代が主体的に、戦争の悲惨さだったり、平和の尊さというものを伝えていったらいいかとか、その辺について庁内の今の事業の整理と、それが例えば継承を目的としたものであるかとか、そういうことを洗い出しして、現在、今年度になってから平和施策の在り方懇談会を開いておりますけれども、そちらで御議論というか、意見をいただくたたき台として提出をしているものでございます。
また、冊子につきましては、現在はやはり事業の中で、憲法月間記念行事であったり、それから夏季平和事業であったり、そういった中で冊子の配布というものをしておりまして、特に学校に対して集中的にというような形ではやっていませんけれども、やはり今年度、夏季平和事業でパネル展などをやったときに、かなり、そういったものを手に取って、すごくいいので皆様にも配りたいというような形で使っていただいているのかなというところがありますので、使い方については今後、懇談会の中でも、どういう形でそういったものを広めていくかということも含めて検討してまいりたいというふうに思っております。