令和4年度決算特別委員会

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4138【臼井ごみ総合対策課長】  令和4年度につきましては、ごみ袋の市内への品薄状態がこちらのほうで発生しまして、市民の皆様に大変な御心配と御不便をおかけいたしました。申し訳ございませんでした。それを受けまして、やはりごみ袋の問題についての総括、また反省点、改善点、そういったものが必要かと思って、こちらのほうでも考えてみました。
 今回の件につきましては、コロナの影響がございまして、今は平折り式になりましたけれども、ロール式の製造工場、こちらの製造の体制が崩れまして、製造能力が低下いたしました。それで市内で必要な供給量を確保できなくて、8月ぐらいから、実際に店頭で品薄の状態が生じてしまったという現象でございます。
 それで、同じロール式の工場で、そのままロール式での供給が見込めないということがございましたので、同じ工場ではなくて別工場、年度途中ではございましたけれども、何とかそのほかの工場で隙間をつくってもらって、平折りタイプではございますが、追加の導入を決定いたしまして、速やかに判断して、11月からそれが導入された形になっております。徐々に改善いたしまして、年末くらいには品薄状態が収まったというのが状況でございまして、昨年の12月の厚生委員会で行政報告はさせていただきました。
 反省点といたしましては、今回、平折りタイプの追加導入というものを検討していたのですけれども、事業者からできそうですという話をもらって、すぐに追加導入の判断をしたのはございます。こちらといたしましては、その時点、時点で考えられる、取り得る方策を取ってきたという認識ではあるのですけれども、ただ、今現在になってみますと、結果的にはやはり皆様に不便を生じさせたということがございますので、そこを考えると、もっと早く事業者から今後の見通しというものを引き出しまして、もっと早くいろいろなことが判断できれば、品薄状態になったとしても、その状態をもっと短くできたのではないかというのが、今現在の反省点の一点でございます。
 あとは、地域の納品の隔たりというものが若干出てきておりました。この辺につきましても、最後のほうではこちらでもある程度介入いたしまして、地域の隔たりがないように、納品の調整というのを行ったのですけれども、そういったものをもう少し早くできていればよかったかなと思っております。
 大きな反省点のもう1点目なのですけれども、市民の皆様への周知の仕方についてです。原因と現状と見通し、こういったものをもう少し分かりやすく、タイムリーに伝えられればよかったかなというふうには考えております。品薄状態になったこと自体は避けられなかったというのが、今現在の認識ではあるのですけれども、少なくとも、なかったとしても、安心感というか、ある程度見通しについて、ここまで頑張ればいいというか、そういったものは伝えられたのではないかというのが反省点になっています。
 それを受けまして、令和5年度、今年度の改善点なのですけれども、御存じのとおり、全サイズにつきまして平折りタイプにいたしました。これはロールタイプでいきますと、全国で5社ぐらいしか工場がないということが判明いたしまして、対する平折りについては100社前後あるということですので、何かのときに調整がつきやすいだろうということがございます。ロールタイプのときの工場の生産能力が十分に戻っていないということもあるのですけれども、そういったことも含めまして、平折りタイプに変更いたしました。市民の皆様にはなれ親しんだ、そのロール式から変更がございまして、ロール式のファンの方もいらっしゃるかと思うのですけれども、そこはこういったことをちょっと理解していただきまして、平折りタイプでやらせていただきました。
 あとは、複数の製造拠点を準備するとか、拠点間で例えばデザインとか金型みたいなものをシェアするみたいな、そういったことを例示として挙げまして、安定した供給体制について、あらかじめ仕様書に文言を追加いたしました。
 あとは、これまでも事業者さんと情報交換していたのですけれども、もうこれを定例で年に何回か情報交換ができるような形で、そういったものも仕様書に明記いたしました。
 あと、今現在になって見てみますと、実際の納品量といいますか、製造量、こちらも1年間終わってみますと、昨年度は令和3年度を超える製造量は供給できたという形になっています。これは、供給体制が整った後にちょっと多めに入れたというのもあるのですけれども、一応この品薄状態の場合でも、大体8割、9割弱ぐらいは生産できていたのはいた。10割に達していないと言われたらそれまでなのですけれども、そういったことがございましたのと、あと、継続的に製造はできていたということはございますので、結果的には100%を超えるような形で納品はできました。
 その中で、いわゆる皆さんが不安に思われて、ふだん1本のところ、2本購入されたとかということもあるとは思うのですけれども、我々が周知できていれば、そういった行動を取らなかったということもあるかもしれないので、その辺については今後の反省点でございます。
 以上です。

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