6814【小内資産活用課長】 普通財産の維持管理をしております資産活用課のほうからお答えさせていただきます。
まず土地ですけれども、そこは今、市が所有しています。今後も市が所有します。従前は、市が所有している土地の上に東京都が所有している建物があったと。だから、都の所有だったわけです。都が建物を所有するために市は土地を貸すので、その賃料として、今、契約更新をしたところでございますが、年額1,330万円ということでお貸しをしております。ただし、運営は法人に移譲されていましたので、土地と建物を使って中身の運営を法人がしていたというのがこれまでです。本来、建物を使うときには通常賃料が発生しますが、そこについては東京都の事業だったので、ただで、(「無償か」と呼ぶ者あり)はい、無償で法人が建物を使っているという状態でした。
今後ですけれども、建て替えるに当たっては、建物の所有が法人になるのです。なので、法人が建てるときには、土地に建物を建てるためには、市は法人に貸すというのが本来なのですけれども、そうするとそこに賃料が発生してしまうと。また、建物を建てさせるために市有地を無償で貸すというのが、これはやはり適正な価格で貸さなくてはいけないので、なかなか難しい。直接的な市の事業ではないので難しいというような側面がある中で、今回、市は土地を東京都に貸します。東京都は、法人にその土地に法人の建物を建てさせるために、ただで、借りているその賃借権、借地権を法人にただで転貸しますよと。だから、東京都は借りているのだけれども、法人さんは建てていいですよという状態になるので、建物は法人が持つのですけれども、土地代はただで東京都から借りられるという状態になるということなので、法人は建物の所有だけはするけれども、土地は市が持ちつつ、間に東京都が挟まって、土地を借り受ける権利だけを東京都が持つという状態です。分かりますか。ちょっと複雑なのですけど、そういう形に今後変わっていくという状態ですので、建物を今後維持管理するためには、法人さんの負担になってしまうというところでございます。