7571【長坂相談支援担当課長】 私のほうから、自立支援の考え方ということでございます。狭義の意味では先ほど委員がおっしゃったような、介護にならないだとかの自立支援というところが、今注目されているのかなと思うのですけれども、基本的にどんな重度の方でも、自立支援というのは体が動くという意味だけではないと思っています。
人生100年、楽しく、自分のやりたいことというか、自己を尊重して生きるというところが、やはり自立支援なのかなと思っていますので、どんな状況においても自立支援という考え方は変わらず、その方のレベルというか、その状況に合わせて、この方の自立支援──個人、個の尊重といいますか──というものはどういうケアなのかだとか、どういう考え方なのかというのを、やはりそのレベル、レベルで考えながらケアをしたりだとか、御自分で触診していただくだとか、そういったその方の状況に合わせた自立支援というのが必要であって、そういったことを根底に、全て介護保険だったり、高齢者支援というのは、施策をつくっていくべきだというふうには考えております。