
三島杉子
映像ID: 2489
1780【三島委員】 それで、再発防止対策のところに来るわけですけれども、これも様々委員の方がおっしゃっていたように、再発防止対策が本当に有効に機能するようになっているのか。本当に安全というふうに、説明を受けたと言えるのかちょっと分からないのですけれども、オープンハウスや意見交換会。意見交換会での説明の部分はとても短かったです。そして、今回の19日のオープンハウスで配られた資料も、今までの資料、陥没が起こって少ししてからあったときの資料よりも、再発防止対策の原因のところなどは逆に少なくなってしまっています。土を取り込み過ぎて、締め固まりがあって、機械を止めた後の対応がこんなふうに地山の緩みにつながって、陥没につながったという辺りが大分カットされたものになっているかなと思います。本当にこれで安全というふうに。先ほどの紙には、安全・安心を高める取組で再発防止対策が機能していることを丁寧に確認云々と書いてあるのですけれども、本当に安全・安心を高める取組をしっかりできているのかというところが。例えば、この間の説明にもあった土の取り込みのところで、すごく事業者がこういう対策を取っているというところで何回も言っているのが、添加材の配合を気泡剤とほかのものをうまく地層に合わせて混ぜていくから大丈夫なのだというふうに言っているのですけれども、これに出ている、この11月のときもそうなのですが、大泉事業地外に出るときに、標準の気泡剤を使っていくみたいな表記になっているのです。でも、以前は、出てきている資料を見ると、2の30だったですか。その辺りは、前、実験したところでやると、標準の気泡剤だと早く締め固まりが出てしまう。何か3日とか5日とか7日のところにたしかバツがついていたようなものだったと思うのに、今回の説明では、ここからここはもう標準の気泡剤ですと。ちょっと書いてありますけれども、すごくアバウトな書き方で、私たちの市に入る直前のところでもっと詳しいことを言うのですというのでは、全然安全・安心の取組というふうには言えないと思いますので、様々、気泡剤、添加材の配合の実験も、以前にこの外環の委員会で小美濃委員長が、実験をしている場所が本当に圧力がかかっている場所だったり、このぐらいの実験室でやっているものとでは実は結果は違ってくるのではないかという指摘もされていましたが、その辺も今回のオープンハウスで聞いても、こういうミニチュアで実験していますなんという答えしか返ってこない。それは本当に安全な取組がきちんとできているとは言えないのではないかと思いますが、その辺は、先ほどもちょっと御答弁があったかと思いますが、そのままで進んでいってしまうことをどうお考えになられますでしょうか。
あと、安心の取組ということで、先ほどちょっと調布の話が出てきましたが、地盤改良地域で感じたことを少しお話しさせていただきます。陥没地域、調布の被害者の方に少し案内をしていただきました。本当に話すことが申し訳ないようにも思いますが、陥没が起きた付近では、京王線、甲州街道の北側にできた工事資材基地から陥没が起きた地域まで400メートル。本当に民家の近くの、入間川の上ですけれども、パイプがはっているような状況です。そして、見ますと、本当に直上部の住宅を撤去して、その地下をコンクリートで地盤改良する。納得していない方もいらっしゃる中で、交渉がまとまった家から、ばらばらに家屋解体がされたり、または本当に病気になられて家から離れた。家を置いて離れていかれた。記録に残していただいているのか分かりませんが、ストレスなどで具合が悪くなって亡くなられてしまったなどの、そういう話もちょっと伺いました。本当に虫食いのまちになってしまっている様子を見て、大変申し訳ないのですけれども、私はショックを受けました。武蔵野市の吉祥寺のまちをこのようにさせてはいけない、改めて思いました。本宿小学校のすぐ脇、幼稚園があるところ、テニスコート。何より、人々が住む住宅街の真下を、地下だからといって、調布で陥没事故を起こしたことから、地上に影響はないという大深度地下法の前提は崩れたのに、何も保障もせずにトンネル工事を続けさせていくことは、第六期長期計画に掲げた、10年後目指すべきまちの姿、誰もが安心して暮らし続けられる魅力と活力があふれるまちとは、本当に離れていってしまうのではないでしょうかと思います。
それで、先ほどの安全というところがやはり住民がとても納得できるものにはなっていませんし。住民というか、本当にこれで工事を進めてしまっていいのでしょうかとオープンハウスや意見交換会で聞くたびに、何か細かいところ、さっき地下水のことも出ましたけれども、酸欠の空気が出ているという話があって、気泡剤を使うことも一時期ちょっとやめていたりなんかしていたようなのに、何かいつの間にかまた元に戻っているような、そんなところもあるようにも思います。様々、本当に検証ができて、取り込み過ぎた後の対応の仕方も、この間、質問したときにも、そこについてきちんと返答が得られませんでした。万が一取り込み過ぎた場合に陥没が起こらないようにどう対応するかがとても大切だと思いますが、調布の後の検討のときには、こういうことをしてしまったから取り込み過ぎた後に陥没してしまったのだとありましたけれども、そこについて、こうやったら取り込み過ぎたときに対応できますということはなかったと思います。
それで、安心というふうにあるのですけれども、心の問題です。安全、納得できないよだけではなくて、実際事故が起こっている中で、心の問題なのですけれども、武蔵野市の家屋調査をされた方に少しお話を伺いました。結果は来たり、オープンハウスなどの案内はポストに入りますが、先ほどのこんな重要なものも1か月前でないと配られないということで、当該地域にこういうものも入っていない状況と、あと、安心などと言っているのに、心配に思っていることはどんなことですかとか、願い、こういうふうに本当はしてほしいのですだとか、そういう思いを聞き取ることなどの対応はされていないというふうに伺っています。オープンハウスで聞いたときの、問合せ電話や相談窓口が調布のほうにあるなんというお答えを意見交換会にいらしていた事業者の方から伺ったのですけれども、家の下を事故を起こした工法で掘るのに、安心の取組をしているのですと言うなら、寄り添って声を聞こうと、せめてそこは事業者がしっかりするべきではないかと思いますが、そこはいかがでしょうか。そして、事業者がしないのでしたらだけでないです。市のほうでも外環の協議会の総会に出ていらっしゃったり、外環の話合い、懇談なんかに出てくださったり、本当に様々してくださっている。その努力のところは分かるのですけれども、例えば、市として、家屋調査をされた方などのところに聞き取りをして、こういうことがあるから、まだ安心というふうになっていないからどうにか決めてほしいですとか、工事を進めないでほしいですとか、家屋調査をされた方、その近隣の方も含めて、しっかり市民の声を拾うことをしていただくことはできませんでしょうか。
それで、ちょっと質問ですが、家屋調査の対象者、受けた方の人数を教えてください。あと、先ほどちょっと委員からも出ていたのですけれども、家屋調査をする場合、本当に市民のほうにしっかり周知されるところもよろしくお願いします。武蔵野市で家屋調査の対象者、受けた方の人数はどのぐらいでしょうか。