令和5年 建設委員会

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2234【桜井委員】  ありがとうございます。最後に3点目としまして、先ほど川名委員のほうからも質問がありました、桜通りを中心としますというか、桜通りのことになると思うのですが、玉川上水の豊かな緑、親水空間を活用して、先ほど質問したとおり、三鷹駅はオフィス等の働く空間であると同時に、特に駅から西側、西久保のほうに広がる良好な住宅環境というのが大きな魅力であると思いますので、これをこの玉川上水の環境と併せて、どういうふうに市として整備していくのか、捉えていくのかという点なのですが、玉川上水は、三鷹市側、南側は風の散歩道というような形で、駅から井の頭公園に向けて非常に心地よい空間が形づくられておりまして、特にジブリ美術館ができてからは、三鷹からコミュニティバスを使ったり、あるいは歩いて、その井の頭公園のほうに向かう人があの通りを通るということで、非常に三鷹市の一つの顔になるような空間が形成されているなと思います。
 それと比べると残念ながら武蔵野市側、桜通りは、道の終点に特に何か目的地になるようなものがないという事情はあるのですけれども、あまり上水の環境が十分生かせていないのかなというふうに思っています。通り自体も、いちょう橋から先、境浄水場に沿った一帯は整備がされまして、歩きやすくなって、ジョギングする方だとか犬の散歩をする方とかに活用されているなというふうに思うのですけれども、駅からそこまでの間はちょっとまだ、歩行空間としてあまり整備が進んでいないかなと。玉川上水に伴う植木といいますか、それがかなり茂ってしまっていて、なかなか歩くのに十分な空間がなかったりというようなこともあって、十分活用されていないかなというふうに思っています。この辺りを今後どう考えていくのか。
 それともう一つ、では玉川上水も含めて、こざっぱりきれいにすればいいかというと、これがなかなか難しいところで、おととしだったと思いますけれども、東京都が玉川上水の整備計画を出しまして、その中で、かなり玉川上水一帯を、現在の植栽を伐採して、これは安全上の課題、防犯という点もありますし、また茂り過ぎた木が、万が一台風が来たりしたときに地崩れを起こす可能性もあるということも含めての対策として、かなり大幅な再整備を打ち出したときに、地域の方からは実は結構反対の声があったと。
 先ほど川名委員のほうから、鬱蒼としてちょっと怖いような雰囲気があるという指摘がありましたが、しかし一方で地域の人にとっては、それが玉川上水の原風景というか、その姿が自分たちのなれ親しんだ玉川上水なのだという思いを持っている方もいたりして、単純にきれいにさっぱり整備すればみんなハッピーになるかというと、そうではないのが難しいところだなと感じています。このあたり、今後地域の方の声もしっかり聞いて、玉川上水と、それを生かした住空間づくり、三鷹駅圏のまちづくりということにどう結びつけていくのか、このあたりについてお考えをお聞かせください。

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