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2241【山本委員】 ということになると、やはりこの街づくりビジョンというところが大事になってくるだろうと思うのです。つまり交通環境から立ち上げて、足元をどうするのかという話をしていったら、景観の問題も含めて、結果的には違うまちになってしまいましたと。それがこれまでの武蔵野市のまちづくりの方針の転換になってしまいましたというふうにいってしまうのは、やはり間違いだろうと僕は思います。
それは公会堂の件もそうです。吉祥寺の南口をどうするのかという問題も同じ問題があって、どう言えばいいのか、交通問題はもちろん大事なのです。それは大事です。だけどいろいろな総合的な問題として、まちの全体としての景観の問題、それから高さの問題、それからその中のビルがどういう、中に何が入っているのか、どういうビルができていくのかという問題は、総合的に考えて、まちづくり的には非常に大きな問題だというふうに思っています。
これを今の段階で、絶対これまでのことを変えないでくれなんということもちょっと言いにくいのは言いにくいでしょうけど、僕は基本的に、この武蔵野市が取ってきた高さの制限とか、それから、あまり容積を目いっぱいに使わないで吉祥寺なんかもやってきたまちづくりの歴史とかというのは、よかったというふうに思っています。三鷹の北口も、そういう景観をやはりつくろうという話に一旦なっています。こういうふうに、タワーズはもう建ってしまったからしようがないけど、周りは多少でも低くしていって、あれが何本も建つという状況にはしないようにしようということでやってきたわけです。
それを、足元の必要性があるからといって、がらっと変えてしまうということにもしするのであれば、それはきちんとそういう議論をしていただきたいです。議論をするなとは言いません。だけど、どうしても必要で、そういうことが必要なのだということであれば、これは交通問題だけの問題にとどまらないですから。基本的なまちの景観、しつらえの問題になってくるので、もしそれをおやりになるというのであれば。だけどもう来年度から地権者と話をするときに、その辺は、だから場合によってはそういう可能性も含めて提示していくということになりませんか。
それが結局、いやいや、みんなと話したら大体これがいいとなりましたということで、市民の方に、あるいは議会に報告をいただいても、いや、それはそんなつもりでこの問題を始めたのではなかったのだという人も、当然出てくるだろうと思うのです。だからそこら辺が、やはり特に高さの問題については、さんざん市内でも大きなもめごとになったことも、歴史的な経緯も含めていろいろな経緯があるので、そこを簡単に、広場が足りないからということで転換することのないように、そこはきちんと議論していただきたいというふうに思っているのです。それは僕は公会堂の問題も同様だと思っているのですが、いかがでしょう。
この3段階の令和5年、令和6年の進め方の流れにおいては、必要ならどこかでそういう大事なしつらえの議論をすべき、入れるべきではないかというふうに思っていますが、その点はちょっと確認しておきます。