
落合勝利
映像ID: 2487
2731【落合委員】 分かりました。そのときに1つ懸念になるかなと思うのが、いわゆる事業者の固定化みたいなことにも当然つながる要素はあるのかなと思うのです。実際例えば4年間やったとしたら、業者さんからすれば、それはすごく大きな実績になるし、では新しいところにまた参入させましょうかとなっても、これはすごくアドバンテージがつく話ですよね。それで業者が固定化するメリットもあるけれども、デメリット的なところも当然想定されるので、そこはちょっと懸念材料として持っているということはお伝えしておきたいかなと思います。
もう一つ、一括してそういう形で改築工事だとかも進めていくというのは、僕は別に否定するつもりはないのだけれども、そこにいわゆる職員がどう絡んでいくかというのが、また大きなポイントになってくるかなと思うのです。
今までもさんざん技術の継承みたいな部分で僕も言ってきたところがあったのであれなのですけど、それに関連して、下水道総合計画見直し及び下水道事業経営の在り方等検討委員会報告書というのを読ませてもらっていて、下水道事業の方針及び施策に関する事項の3番目の主な施策・事業計画のところで、「長期包括契約方式になると、モニタリングのみになりがちになるため、職員の技術力を上げる工夫が必要になることを説明に追加した方が良い」というふうにあって、単に管理だけとかそういう部分で終始してしまうと、本当にきちんとやっているかどうか見ているだけ、今ここにはモニタリングと書いてありましたけど、それだけに終わってしまわないようにしないといけないのだろうなと。
現状の把握から計画策定、そして工事をやって、次のステップにというこの一連の流れの中で、職員の方がどうやってそこにかんでいくのか。当然事業者さんといろいろなやり取りもするのでしょうけれども、その中できちんと技術を蓄積させていくような取組にしてほしいなというのが、これは切なるお願いなのです。先ほど来の答弁で、いろいろその辺も苦慮しているところはあるかと思うので、一定程度理解していますけれども、その辺について再度お願いしておきたいと思います。御答弁いただければと思います。