
木崎剛
映像ID: 2542
3001【木崎委員】 物価高騰云々という、誰も計り知れない部分はあるかと思います。ただそうはいっても直近については、ここ何年かというか、ここ一、二年のところで言うと、一気に来たぞというのはもう見えていて、この先についても、これが一定程度落ち着くというような要素がほとんどない。コロナが落ち着いてきているといっても、まだ、またぶり返してきているのもありますから、なかなかその部分はないのかなというふうに考えると、この4年間というのはかなり厳しいのだろうなと。
もちろん4年後に改定する予定をしているということですので、そういうことであればそこで見直してということなのですけれども、この間、前回2回改定をして、約3.何%ずつ上げてこられています。今回も3.7%ということで、そういう意味では、予想レンジとして3%台を保ちながらいくのかなというような予想を立てることも可能なのですけれども、本当にそれで大丈夫なのかなと、すごく不安なところがあります。
そうであるならば、おおよそ4%ぐらいというような表現が出されていたのに対して、4%を切るような数字ではなくて、今回はそういうことなのでと、逆に4.3%なら4.3%、次回のためにもその4%前後のところに持っていくという今後の見通しの中でやっていくほうが、ベターだったのではないかなというのが私の思いです。
もちろん値上げをするのを歓迎しているわけではありません。料金的には、当然今のまま、ないしは下がったほうが、市民の皆さんに対してのサービスは向上という形にはなりますけれども、下水道に関してはというか、下水道もほかのものもそうですが、既に敷設をしている管路を含めて、これを更新していかなければいけない。ここもしっかりとやっていかなければ、トータルの下水道へ対してのサービスがままならなくなるということを考えると、料金改定、使用料の値上げという形については、一定織り込んでいかなければいけないというような流れの中でやられていることに関して、本当に大丈夫なのか。
これはもうこれ以上言っても堂々巡りになるので、私としてはそういう思いがありますということはお伝えしておきます。
それで、先ほどもありました、区部と26市の平均、また近隣である三鷹、小金井とといったときに、三鷹、小金井がこんなに数字が当市と変わらないぐらいのところにあるとは思わなかったので、ちょっとそこはあれだったのですけれども、そうなってくると近隣といったときに、三鷹、小金井だけではなくて、では杉並だったり、西東京だったり、もうちょっと広げたところというのも、このぐらい──このぐらいと言っているのは、先ほど御提示をいただいた三鷹や小金井の料金体系の中にあるのかどうか。おおよそで結構ですから御答弁をいただきたい。
先ほどの三鷹と小金井は消費税が入っていませんよということで、10%を足していくと、三鷹だと440円、917円、1,258円、1,542円と、金額的には15立米以上23立米までについては、武蔵野と同額、ないしは武蔵野よりも金額的にはまだ高いというような認識になります。ただ、事業者とされる100立米を超えてくるところについては、武蔵野のほうが金額的に安いということであります。
1,000立米を超えるようなのは、学校や病院、大型店とか、駅前周辺商業施設ということなのです。こちらについては、もう少しどうにかならないのかなという気にはなるところではあるのですけれども、そうはいってもそれ以外にも、いわゆる個人商店でも、業種によっては大量に水を使って下水に流すというような業種もありますので、その辺りの勘案はどうしたらいいのかなというのはあるのですが、この比較している数字だけを見ると、もう少しここの部分は累進性があってもいいのかなと。
個人商店だとかというところに対しては逆に、どうにか手当てをできるような形がつくれれば、本来のそれぞれのところに対しての手当てがうまくできるのではないかななんという考え方を、先ほどお聞きしていて思いましたけれども、この事業者のところも含めて、今私が申し上げたような考え方、今回はもう無理なのは分かっていますが、では4年後についてはもう少し細かくやろうとかというようなお考えができるかどうか、お伺いしておきたいと思います。