
本間まさよ
映像ID: 2421
181【本間委員】 私もそういうように理解をしております。ところが、今回子どもの権利条例に御異論を持っていらっしゃる方、今は市民でいらっしゃいますけど、かつて武蔵野市政でもいろいろな役割を持っていらした、市民の方から見れば行政に関わってきた方の発言というのはやはり、何か正しいというように思われてしまういろいろな情報が、ツイッターなどで流れております。ちょっと見ましたら、今課長が言われた休息のことに関して、これは労働のことを言っているのだ、学校ではないのだというようにつぶやいているツイッターを見まして、これは間違っているなと思ったのです。
今言われたように、子どもの権利委員会の休息というところでは、「休息に対する権利を保障するためには、子どもたちに対し、その最適な健康およびウエルビーイングを確保する目的で、仕事──労働です──、教育または何らかの努力から一時的に解放される十分な時間が与えられることが必要」ですと書いてあるのに、何か1つだけ取ってしまって書いてあると、趣旨とは全く違うようになっていますので、やはりきちんと市民の方たちに理解していただくのは重要だなと思っています。今言われましたけれど、間違った情報が流れていることもございますので、市のほうの情報の発信、ぜひしっかり正しい情報をお知らせいただきたいなと思っています。
それと同様に、私は家庭ということについては、もちろんこれは第一義的なものであることは、もうそれは当然のことだと思うのですが、あまり家庭を強調するということで、例えば貧困で苦しんでいる子ども、また保護者を、追い詰めるようなことになってしまったらいけないなというように思うわけです。
文科省の調査で2021年10月に報告された内容、子どもの自殺ということなのですけれど、1974年から調査して、2021年、子どもの自殺が最多だったという大変悲しい報告があります。その中で、自殺の要因を、学校だけではなくて警察なども含めていろいろな情報を基に分析した結果で、家庭の不和というのが一番だというようになっているのです。その次が精神的な問題、進路の問題と続いているわけですが、やはり家庭というのをあまりにも強調し過ぎると、責任を強く押しつけていってしまって、その結果、子どもたちへの影響というのも考えられるのではないかなと思いますので、もちろん家庭は大事だというのは、それは当然のことなのですが、強調し過ぎるのはどうなのかなと思っているのですが、その点についてはいかがでしょうか。