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753【笹岡委員】 御報告ありがとうございます。学習者用コンピューターが導入されてよかったなと思っています。保護者の視点から言うと、出欠の連絡、欠席届は、私は2018年のときに言ったのですけど、あれは紙で8時15分までに、子どもを置いて、学校まで行かなければいけなかった。兄弟がいれば、兄弟に預けてくださいとか、通学路の児童に預けてくださいと言われていたのですけど、結局は親が結構走っていたのです。なので、こういったところも結果的に改善されてとてもよかったなと思っています。
今回、学習者用コンピューターがどのように活用されているか、とても詳しく丁寧に報告書を作っていただいて、とても面白く読ませていただきました。このことに、学習者用コンピューター、どうですかというふうに私が周りに聞いたところ、本宿から大野田までのエリアで、6校の保護者の方々からお話を聞くことができたのです。そこで、いろいろな意見が出たので共有させていただきたいと思います。私個人的には、海外でもかなり使っていて、特にグループワークでとても使っていて、物すごくいいなと思いました。子どもが自分の意見を言えるきっかけのツールになるというか、やったところで、うまく使えばとてもいいものだと思っているので、もうどんどん活用してほしいというふうに個人的には思っているのですけれども、親御さんの中にはすごく心配している方々もたくさんいらして、そちらのほうが多かったぐらいなのですけど、とにかく親に隠れて使っているとか、日頃、親がゲームとかを時間管理しているから余計に、あとは受験や親の方針に規制がかかっているから余計にという部分で、学習者用コンピューターでとにかく使いたいと。中には制限解除の方法をググっている子もいるという話まで聞いて、あとは、担任の先生によって全く使えていないところもあるという声もあったのですけれども、結局は、報告書にもあって、様々なネットのデジタルセキュリティとか、リテラシーといったことに行き着くと思っているのです。学校側の使用ルールの説明の中だけでは対応できなくなっているのではないかということです。
世の中に存在するいろいろなリスクをリアルに教えてほしいという声が届いています。それは今、シェアされている、例えばSNS東京ルールとかではなくて、もっとリアルなところのリスクの部分をきちんと教えていただきたいという声が届いていますので、そこの部分、例えば駄目ですよだったら、子どもは何か、はいはい、みたいな感じできちんと聞くのですけど、それが果たしてきちんと身について、実行するのかというところは、相当、我々も頑張ってやらなければできないのかなと。それは結局、この中の有識者の御意見にもあったように、具体的にきちんとリスクを教えて、自分の頭で考えて、情報も選び取れるような、そして、警察庁の生活安全局の情報を調べましたら、SNSを通じた子どもを狙うサイバー犯罪というのは年間で約2,000件起きているわけです。これは単純計算して1日に5件は起こっていて、そのうち児童ポルノなどは993件、やはりそういったところもこれからしっかりと、子どもたちもそうですけど、子どもたちにもしっかり教える、そして、家庭と学校も連携して対策を取っていっていただきたいと思いますけれども、これは今後に向けたお考えとかがあれば伺いたいと思います。