令和5年 文教委員会

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887【西館学校施設担当課長】  今回、くいが残ったということについての、まず理由でございますが、まず、第一中学校の東校舎に既存の古いくいが入っておりました。このくいは、新築当時にくいを設置しておりますので、60年前のものになります。60年前のくいの施工につきましては、今とは違いまして、直接くいをたたいて打ち込む、打ち込み工法という工法でくいを設置しておりました。そして、そのくいを関東ローム層の下の礫層という非常に硬い地盤に支持させるというもので、これは想像でしかないのですが、そのくいを打ったとき、その礫層に到達したときに先端が破砕したのではないか、1つはそういうことではないかということと、もう一つは、経年劣化により、そこで何らかの破壊が生じて、そこから水などが入って鉄筋が腐食して、時間とともにそこが腐って、くいを引き抜くときに離れてしまったのではないかというふうに考えております。ですので、我々としては、設計の中でケーシング工法という形で今回くいの引き抜き工事を行いました。
 今回、本多委員からお話しいただいた予見の可能性ということでございますが、我々としては、なかなかそういった事象については予見できなかった、監理者についてもできなかった。これが、ほかの現場でも多発しているということではなくて、今回監理者として入っている佐藤総合計画のほうでも、1件こういったことを経験した──最近なのですが、あったということは聞いているのですが、設計の中では、こういったことも含めて設計に盛り込むということは難しいというか、できなかったというのが実情でございまして、我々としては、予見できない事象が発生したというふうに捉えております。
 以上です。

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