
本多夏帆
映像ID: 2419
8109【本多委員】 ありがとうございます。私たちはこうやって議員で様々なことを早めに教えていただける立場なので、そういった意味では、自分でもこれをどう説明してくればよかったのかなということをよく考えたりするのですけども、先ほどのやり取りの中でもリーダーシップということが出てきたり、でも、すごく細かな合意形成をしていかなくてはいけないということも両方があって、前回の総務委員会のときも、パブリックコメントを募集するときもこの説明の部分を本当に読んでもらえるのか、そうでないと必要性を理解してもらえないけれども、そこの部分がどうすれば伝わるのでしょうかというような課題を提起させていただいたと思うのです。そこの辺りがやはり今回も現れている部分なのかなと思っているのですけど、そもそも、この話がこれまでの経緯というところで出てくるのが、恐らく文化施設としての議論でずっとやってきていると思うのです。文化施設の議論のほうでずっとやってきて、そこからまちづくりの話がちょっと追いかけてきて、今、一緒に並走しているみたいな、情報の展開の仕方としてはそういう順番で出てきたのではないかなというふうに思っていて。だから、本来的に言うと、行政の皆さんからすれば、文化施設の議論のところからずっとやっているので、ずっとやっていますよというふうに多分感じると思うのです。市民からすると、文化施設の話のときには、その意味ではその話に自分はあまり関心がなかったのだけれども、まちづくりという話になったときに、ぴこんと来るというか、関心が一気に高まるというか、そういう若干のずれみたいなものがあったのではないかなというふうに感じているところがありまして。今日陳情の中にもありましたけど、パブリックコメントの募集の話が総務委員会で出た後、市民意見交換会が開催されて、私も参加をさせていただいたのですけど、そのときに出てきた質問のほとんどがパークエリアの将来像についてだったというので、やはりそこなのだなというのはその意見交換会のときにも感じました。公会堂の機能について云々という質問は、出てはいたのですけど、割合としてはやはり少なくて、吉祥寺の南口はこれからどうなるのかという質問が多くを占めていたかなというふうに思っています。その辺りのスピード感みたいなものが、両方の、文化施設とまちづくりというので来ている。私たちはずっと聞いているので何となく分かるのですけど、多分その辺りが、市民に伝わっていくスピードのずれみたいなところが情報伝達の中であったのではないかなというふうに、私としては今回の陳情が出てきた原因というところも含めて考えていたところです。
それで、市民意見交換会のときに、一つ、面白い御意見だなというふうに思ったことがありまして、20年という言葉がどうしても目立ってしまうので20年という話になってしまうのですけど、今回の20年ということに対して、もっとフィロソフィが欲しい、哲学が欲しい、理念が欲しいみたいな、そういったことをおっしゃっている方がいました。ああ、なるほどと思って、多分そういう考えでは来ていなかったと思うのです。発信の仕方としてそういう話ではなかったと思っていて、機能の話をし、まちづくりでこういうことが必要性としてあるので、まずは20年程度やっていきましょうというような、そういった意味合いでずっと御説明は受けてきたのですけど、恐らくそういうストーリー性だったりとかメッセージだったりとかというものがもし前面に出ていたら少し違ったのかなとかというふうに、あの意見を聞いて、ああ、なるほどと。だから、多分すごくその辺りがもやもやとした感じで、どういう流れでこうなったのだろうということが理解されにくかったのかなというふうには感じたところだったのですが、あの説明会のときに皆さんいらしていたと思うので、ああいった、この事業についてのメッセージ性みたいなところ、必要性が伝わるようなメッセージ性みたいなところについての御意見だったと思うのですが、それについてお考えを聞かせてください。