令和5年 総務委員会

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8135【小内資産活用課長】  施設の更新が、10年ほど前からもう老朽化をしていて、なぜその段階で検討を進めてこなかったのかというような御質問でございますが、2つ大きく要素があると思っておりまして、一つはやはり吉祥寺のまちの交通課題の改善。ここについては今始まった話ではなく、20年ほど前からバスや歩道の人があふれているというような公共課題が言われていたと。それをどうやって解決していくのかということを都市整備部を中心に検討を重ねてきたという背景があります。その中で、公会堂については、やはり種地になり得るというようなことが当初から言われていたことから、積極的に建て替えを行うのか、改修を行うのか、どうするのかということは単体で考えることができなかった。先ほど小林委員の御質問にもありましたけれども、そういう背景があったので、ほかの公共施設とは違って、この建て替えや改修に当たっては非常に慎重に検討を重ねてきたという背景があると思っています。そういう背景があるという前提の下、公会堂を振り返ってみると、もっと早くに改修工事をしておけばよかったのではないかという部分です。ここにつきましては、できなかった理由がありまして、一つは機械設備。これが竣工から一度も取り替えることができていないのですけれども、地下にあります、何度か御説明はしておりますが、この地下の機械を取り替えるためのルートというのがないのです。なので、機械を更新するためには、1階の床を大きく開けて、機械を壊して搬出して、もう一回床を造るとか、そういったことが必要になってくる。また、アスベストも含まれておりますので、それらの対策に、長期休館も伴いますし、費用もかかる。そういった大規模な工事が必要になってしまう。そうすると、それだけ費用を投資して、この建物を残りどれだけ使うのかという方向性もまだ決まっておりませんでしたので、改修に着手することがなかなか難しかったというところがあります。
 それで、なぜここに来て進んだかというと、やはり第2期公共施設等総合管理計画の中で、今後、持続可能な財政運営を続けていくためには計画的に建物を更新していく必要があるというところの背景から、分野横断的に様々総合的に検討を重ね、このようなまち全体の動き、それから、公会堂の劣化状況。躯体はおかげさまで健全でしたけれども、給排水設備が非常に劣化しておりました。本来必要な肉厚の83%がさびて、なくなっているというような調査結果も出ていましたので、これは早急に更新する必要性があると。ですので、もう待ったなしの状況の中で今回の基本計画案が優位性が高いだろうということで御提示をしたというところでございます。
 以上です。

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