令和5年 総務委員会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

8481【佐藤建築指導課長】  大きく2つ御質問いただいているかと思います。
 1点目が、太陽光のリサイクルのことかなと思っております。環境省では平成28年に太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドラインというのを公表しておりまして、環境省なので当然かなと思うのですが、同設備のリユースとかリサイクル、処分等に触れておりまして、今回、令和7年からの東京都の太陽光パネルの設置事業でも、その太陽光パネルに使われるアルミの枠、あと、ひょうとかを防ぐための防護ガラス、あと、太陽光電池そのもののセルを分別して、新たな製品原料として再利用するということが説明されておりますので、一定その辺も考えてきていると認識してございます。
 2点目、安全性の面です。今後パネルが市内に増えてくると、何かあったときに、パネルというのは太陽光が当たっていると発電をし続けてしまいますので、それによる発火という事故も過去にあったかと思いますので、それらを危惧された御質問かと思います。1つが、今それらの対応を考えている社団法人の太陽光発電協会というものがございまして、そのホームページを見ますと、太陽光発電システムは、電力系統が停電すれば自動停電するということです。火災時によく東京電力が来て、ショートしないように電源を落とすのと同じようなことが自動的に行われるというシステムになっております。とはいっても、震災の際、復旧して電気がまた通るときに、電気ヒーターをつけっ放しで逃げた際に発火するのと同じような現象も起きますし、あと、建物倒壊の際に、そのシステム自身が破壊してしまった場合、パネルに日が当たっていると発電してしまって、ショートによる火災とか、近くにいる人が感電するみたいな事故も想定されます。
 その点については2つお話があって、1つが、まず東京消防庁が火災のときどういうふうにやっているのかを調べております。東京消防庁では、噴霧状の放水で消火していて、それでも隊員の感電を防がなければいけないので、絶縁性の高い防護服、手袋、長靴を着用して、距離を取って消火していると。なおかつ、再出火を防止するために、その太陽光パネル自身を遮光シートで覆うということで、発電も止めるような措置を今取っているということでございます。
 今度は災害時の話では、先ほど申した太陽光発電設備の協会からは、やはりそのような危険性があるということを、住人や実際に対応する事業者に対して啓発をホームページで掲載している状況でございまして、東京都もこの事業においてその点があるのかについては、私のほうからも東京都の部局に問合せしている中で、そういう注意喚起ができないのですかみたいな話まではさせていただいているところでございます。
 以上でございます。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成