令和5年 総務委員会

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深田貴美子
深田貴美子
日本維新の会武蔵野市議団現職

映像ID: 2532

9154【深田委員】  ボリュームが大変あって、しかも専門性の高い有識者懇談会の内容になっていらっしゃると思います。議事録を割方速やかに公表していただけていることには、市民の方々も納得をしていただいているのではないかと思います。それは感謝しています。
 その中で、やはり非常に専門性が高い。専門家同士のお話の中ですので、まず前提、基本的な意識の合意というのが、先生方同士の話というのはどうしてもあるのです。その上でお話をしていらっしゃるので、やはり傍聴している一般の方々とか、議事録を読む方々にとっては、非常に難しいお話になっているなという印象、これは仕方がないと思うのです。よいとか、悪いとかではなくて、それぐらいレベルの高いお話をしていただいていると思っているのです。ですから、これをどれだけ市民の皆さんに広く理解していただけるかということが、これからの鍵になっていくかなというふうに思うのです。
 そういう意味では、すごく大事な作業に取り組んでいらっしゃるのです。一部では、確立に向けてという冠をかぶせてしまわれたので、何か結論ありきで後づけをしているように、あえて申し上げると誤解されている部分もあると思います。ですけど、この総括作業って、皆さんにとっては大変苦役でもあるのです。ですけれども、非常に学べる機会でもあると思っているのです。これだけの専門家をそろえて、忌憚のない意見を懇談していただいているわけですから、この中身というものを、アプリオリに前提がない状況で、多くの市民の方に予断なく知ってもらうというのですか、そういう努力をしていただきたいのです。せっかくの機会ですから。
 ですから議事録を読めば分かるという内容のものでもちょっとないと思います。かなり難易度が高い。ですから、これを懇談会という形でするっと終わることなく、どこかで1回立ち止まって、ここまでの総括みたいなところを分かりやすくお示しいただくことも、この作業の大変重要なことではないかなと思います。これは私の要望であり意見ですので、今後参考にしていただければと思っているところです。
 そういう意味では議会のほうでも、生駒市に行くのは大野委員の提案でしたか。何か生駒市に視察に行くということが総務委員会で決まっていまして。これは住民投票という制度と、それから、かねてから私が申し上げている住民討議会の両方を、どういうふうに着地させたのかというところに私も関心があります。両論併記すればいいというものではないのです。最終的に政治的な判断というのもありますから。より武蔵野市民が望むスタイルというのがどこにあるのかということを、この間、またさらに研究していかなければならないかなというふうにも思っています。
 そういう意味では、茅ヶ崎市さんが立ち止まり、今回熊本市さんも立ち止まった。これも大いに参考にしなければならないことではないかと思います。今の時点でお考えはいかがですかというふうに伺っても、これはもうお返事があるものではないと思いますので、要望としておきます。ぜひ調査をしてください。なぜ立ち止まる判断をしたのか。
 今日はちょっと過去を振り返りたいと思うのです。その中で答弁いただければと思っています。前回の質疑の中で、武蔵野市が平成6年に市民参加条例というのを議案第30号で。これは2回にわたって出ているのですか。改選が挟まっているので、議案第25号、そして改選後の6月に議案第30号といって、内容は全く同じなのですけれども、2回にわたって市民参加条例というものを議案として上程しています。
 なぜ議案になったかというと、直接請求というスタイルを取ったからです。直接請求を取ると、これはもう条件がクリアできてしまえば、システム的に議案にせざるを得ないということですので、この直接請求と議案にたどり着いた、この事案は、武蔵野市にとっては極めて大きな問題だったのではないかなと思うので。問題という言葉は不適切ですね。出来事だったのではないかと、資料を拝読して驚きました。
 まずこの条例について、今回の自治基本条例並びに住民投票条例に取り組むに当たり、どのように総括をされ、どのように議論をし、そしてこのことについては、どう決着をつけておられたのかというのを、過去に遡って教えていただけたらと思います。

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