9176【小内資産活用課長】 まず塀についてでございます。こちらにつきましては両論ございまして、大野委員が御指摘のように、閉鎖的だし、外から見たときに中に何があるのか分からない、高い塀に閉ざされていて、あの塀はどうにかならないのかという御意見は、かなりたくさんございます。一方で、レーモンドオリジナルの設計となっておりまして、設計図書も残されている中で、実は五日市街道までずっとつながっていた塀が今も残っているのです。
逆に言うと、その塀があったからこそ、ここならではの雰囲気が醸し出されていて、中に入った瞬間に、現世と隔たりを持った、すごく静かな空間があるというのも事実で、塀を残したほうがいいという御意見と、やはりまちとのつながりを持つために、なくす、または少し一部見えるようにするとか、何かそういったほうがいいという、両方の御意見がございます。
有識者会議の中でもまさにこの部分については両方ございますので、今回は両論併記という形でまとめていく予定にしていますが、実際どうしたらいいのかということを、社会実験の活動をしていく中で、ここはまさに今後の検証ですということにしております。ですので事務局としましては、まだ今の時点ではどちらも検討しているという状況でございます。
それからカフェについてです。こちらも同様に皆様から、やはりあの中に入って緑豊かな静かなところでお茶を飲めるといいという御意見は、本当にたくさんあります。ですので今回社会実験の中では、庭で少しお茶を飲めるような取組、または、知り合いの方を呼んできて、試飲とか、何かそういうことで取組をしてみようというのが、1回目で少しアイデアとして絞り込まれた中の一つに入っていますので、今後具体的に検証といいますか、精査をしまして、カフェについては社会実験でやっていきたいというふうに、今の時点で考えています。可能性も捨てない方法でいきたいというふうに思っています。
それから、ふるさと応援寄附についてでございます。こちらにつきましては、やはり今後多額の費用が見込まれているので、ふるさと応援寄附については市として真剣に考えたいというふうに思っておりまして、資料を作成した時点ではまだ決まっていなかったのですけれども、実は8月31日にふるさと応援寄附の実施本部がございまして、10月より事業指定ということで、ふるさと応援寄附のメニューに加えていただけることになりました。その後、ガバメントクラウドファンディングのような形にまでいけるといいのかなというふうに考えておりますが、そこについては今後という形になろうかと思っています。
以上です。