
深田貴美子
映像ID: 2575
9396【深田委員】 ちょっとびっくりする御答弁が今ありましたので、私の質疑の組立てのところが崩れるので、もう一度冷静になって質問したいと思います。このたびの、まさに否決され廃案になっている条例議案をもう一度まさに解体する、腑分けして検証する作業を行っているということについては、これは市民の皆さんへの説明責任を果たす姿勢として私は評価したいと思うのです。否決された条例をもう一度見直すというのは、これは大変な苦役なのです。それを一生懸命やってくれているわけですから、そのことについては敬意を表したいと思います。そこから得る学びや気づきが必ず出てきます。ですから、今回も、御答弁を伺っていますと共感できる部分もありますし、御担当者の御苦悩も、そして有識者懇談会も傍聴させていただいていますので、何が問題なのかということがだんだん明らかとなってきています。これを冷静に、客観的に、かつ自由という観点から見直していくということが全員で持てるかどうか、これが大事だと思っています。
そういう観点で、まずは、そもそも今回のこの有識者懇談会の中での議論というのは、今大野さんがおっしゃったように、極めて専門性が高く、高度な知見がないと、傍聴していてもなかなか厳しいものがあると思います。翻って、令和3年に上程されましたあの議案について、言葉の定義から、今回議論になっているような内容とか、こうしたことをどれぐらい庁内で議論をして、定義もしっかりと定めた上で、私ども議会に示していただき、上程されたものなのでしょうか。あの懇談会の先生方のやり取りを伺っていますと、様々大切な問題点が、私ども議会はもとより、市民の皆さんと共有できないまま上程に突入していたような印象を受けています。まず庁内でどれだけの議論と、それからお呼びした専門家、どういう方々の知見を仰いだのかをまず確認させてください。