令和5年度予算特別委員会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

10035【内山委員】  総括なのであまり具体的に細かく突っ込んでは伺わないのですけど、模範的な回答をいただいたかなというふうに思っています。新型コロナウイルスをくぐり抜けたとして、その先に回復していくには、やはりそれなりに時間と支援が必要だと思っていますので、これから福祉分野の計画づくりが始まるので、その前の足踏みと言っては何ですけれども、今ある計画を着実にやるということが優先なのだと思いますけれども、やはり暮らしに一番身近な自治体がやらなければならないことというのは、私は多いと思っています。
 職員の皆さんと同じように、私たち議員も公務員であります。だけど私たちにある一番大事な特性は市民性です。私の身近な、本当に僅かなお知り合いの中の話でも、毎週テンミリオンハウスに通っていた70代の御夫婦が、もうテンミリオンには行かない、そして結果的にはフレイルで、近くに買物に行くことさえままならない体になってしまったという事例があったり、それから、私は集合住宅に住んでいますが、集合住宅なんかは特にお付き合いがどんどん減っていく中で、おひとり暮らしの高齢者の方が孤立していく。1週間、2週間、誰ともしゃべらない日があるという方がいます。そんな方を先週、団地のカフェにお誘いしたときに、ふと、こういうふうにおっしゃったのです。その方は今年98歳になる方ですけれども、様々な経験をしてきたと、それでお金で豊かになったこともあるけれども、今思うと、一番心に残って大切な思い出は人との付き合いだったというふうにおっしゃって、私、本当、言葉を失いました。やはりそこが人間に、市長もおっしゃったように、人と人との支え合い、それがやはり大切なことなので、ここを忘れずにですね、財政に反映されるものではないかもしれない、だけど地域の中の関係性を、どうやって市民の方、それから財政援助出資団体や公共的な活動をしている方々と再構築していけるかというのは、とても大事な令和5年度だと思っていますので、そこは忘れないでいただきたいのです。ぜひ責任ある方からお言葉をいただければと思います。
 それで、もう1点のほうの公共施設のリニューアルと関係して、今、都市基盤についての面的な更新というのか見直しというのか、新たな将来像の構築みたいな活動も入っています。令和5年度でも総務の分野、土木の分野にまたがって、面的な将来構想を考えるというふうな予算も入っています。これは六長調の策定委員との意見交換の場でも会派として申し上げたのですが、やはり文化を大切にしたまちづくり、都市基盤分野の再編にしても、文化というのをきちんと位置づけていただきたいというふうにお願いしました。具体的に言えば、これから様々な検討がされる旧赤星邸もあります。文化という意味では、例えば三鷹であれば山本有三さんや太宰治さん、そういった方の文化的な、歴史的な価値をきちんと位置づけているところがある。杉並区では、荻外荘を今度、移築も含めて整備されて、そうした昭和の文化をきちんと、歴史を区の史跡として活用するということもしています。やはりそういう意味で文化のまちづくりということについて忘れずに、令和5年度、検討を進めていっていただきたいと思いますが、それはいかがでしょうか。
 そして、文化のことだけではなくて、先ほど与座委員がちょっと三鷹駅の北口のことをおっしゃいましたけれども、これは土木になるかもしれませんけど、武蔵野市まちづくり条例をつくって、様々な改善も含めて、景観のガイドラインですとか、そういったこともしてきました。それで私、以前都市計画審議会委員のメンバーだったときには、高さ制限についてもしっかりというか、高さ制限についても一定の基準を設けて、良好なまち並みを形成するという方向で今指導されているというふうに思います。この点については今後、都市基盤の面的な、その将来像を考えていく上でも大切にしていっていただけるのかということについて、明快な答弁をお願いしたいと思います。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成